レイダースがWRエドワーズをWR不足のファルコンズにトレード
2022年05月14日(土) 12:14ワイドレシーバー(WR)ブライアン・エドワーズが2021年シーズンにNFLのどのチームからも関心を集められるようなポテンシャルを見せたため、ラスベガス・レイダースは喜んで電話に応答していた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地13日(金)に伝えたところによると、レイダースが2023年ドラフト1巡目指名権と引き換えにエドワーズと2023年ドラフト7巡目指名権をアトランタ・ファルコンズにトレードしたという。レイダースはこの日のうちに取引を公式に発表している。
身長約191cm、体重約96kgのエドワーズはWR陣に大きな体格を加えたかったレイダースから2020年ドラフト3巡目指名を受けたが、ルーキー時代はあまり出場機会に恵まれなかった。それから、WRヘンリー・ラッグス三世を放出したレイダースがWRハンター・レンフロウやタイトエンド(TE)ダレン・ウォーラーとは異なるターゲットを求めてデプスチャートを見つめていた2021年に状況が変わっている。レイダースはエドワーズが良い選択肢であることに気がつき、エドワーズは2021年シーズンに16試合に出場(うち12試合に先発出場)してターゲット59回でキャッチ34回、571ヤード、タッチダウン3回をマークした。
エドワーズと仲間のWRゼイ・ジョーンズは相乗効果で好パフォーマンスを見せていた2021年に、合わせてレシーブ81回、1,100ヤード以上、タッチダウン4回を記録してレシーブヤードではそれぞれチーム内で3位と4位につけている。その結果として、ジョーンズはジャクソンビル・ジャガーズと新たに3年2,400万ドル(約31億0,236万円)の契約を結ぶことになり、エドワーズはファルコンズにレイダースの新ジェネラルマネジャー(GM)デイブ・ジグラーに電話をかけるよう促すことができた。
エドワーズはもちろん、ジグラーGMから指名されたわけではなく、元GMマイク・メイヨックから2020年ドラフトで指名を受けている。よくある話だが、政権交代と他球団からの関心によって、エドワーズが新天地で輝けるような契約が生まれたのだ。
ワイドレシーバーが不足しているファルコンズは、今回のドラフトで南カリフォルニア大学(USC)のドレイク・ロンドンを1巡目で指名して、オラマイド・ザキアスをチームに呼び戻したものの、他にはオーデン・テイト、ダミアー・バード、カダレル・ホッジスしか残っていない。テイトに取って代われる実力のあるエドワーズは、どれほど少なく見積もっても、いまだに新たな才能を求めているオフェンスにおいてデプスを強化する存在になるだろう。
【RA】