WRスミスと共に活躍できると信じるイーグルスWRブラウン
2022年06月04日(土) 11:45金銭面での望みをかなえたワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンは、多くの可能性を秘めた新たなチームメイトとも出会っている。
実際に見込みは十分にあり、フィラデルフィア・イーグルスが最高のコンビを擁していると信じているブラウンは現地3日(金)に次のように語った。
「俺の考えでは、スミティ(WRデボンタ・スミス)は1番手のワイドレシーバーだ。彼は2番手のコーナーバックと対峙するわけだけど、スミティが優位に立つと思う。お互いにプレッシャーを取り除くだけだ。同じサイドにいても、ダブルは無理だろうな。自分の他にもう1人、優秀なワイドアウトがいるのは最高さ」
テネシー・タイタンズで1年間、WRフリオ・ジョーンズと共にプレーしていたため、ブラウンは非常に才能のある選手の側でプレーした経験を少しは持っている。しかし、ジョーンズが健康と出場可能な状態を保つことに苦労していたため、ほとんど実現はしなかった。一方、スミスは年齢も若く、NFL1年目のシーズン終えたばかりだ。イーグルスオフェンスは昨シーズン後半にラン重視の試合運びに転換したが、スミスはキャッチ64回、916ヤード、タッチダウン5回をマークしている。
ブラウンとスミスのようなパスキャッチの才能に恵まれた選手がいるイーグルスは、さらに勢いのあるチームになることが期待されているところだ。特に、3年目のクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツがプロとして一歩前進できれば、その期待は一層高まるだろう。
スミスはナンバー1レシーバーになるためにドラフトされてその道を歩んできたが、イーグルスは2022年NFLドラフトが行われている最中にブラウンをサプライズで獲得したことで、すでにトップターゲットとしての実績があるレシーバーを手に入れている。イーグルスにとっては幸運な状況だが、ブラウンのスミスに対するコメントに驚かされる人もいるかもしれない。
ブラウンはその答えを知っている。
スミスについて「彼は本当に良いルートランナーだ」と強調したブラウンはこう続けた。「1年目とか2年目のキャリアの浅い選手はまだ発展途上なのに、彼はルートツリーのすべてのルートを走れる。もちろん、ちょっとしたニュアンスや、ちょっとしたことで、全員がもっと上手くなれる。あとは、ゲームを調整し続け、成長し続けることだ。スミティには限界がないと思う。だから、2年目も楽しみだ。彼がどんなふうにステップを踏んでいくのか、楽しみにしている」
当然、スミスにはまだ学ぶべきことが多くある。とはいえ、5月にスミスがブラウンから学ぶことを楽しみにしていると話していたように、2人はすでにかなりいい関係になっているようだ。
ブラウンは「いつも、できる限り彼をサポートしようとしている」と話している。「お互いに学び合おうとしていて、自分のゲームを彼に伝えようとしている。彼が学べることも、何かに失敗したときも、それにアドバイスをしようとしている。さっきも言ったように、ただアドバイスをしようとしている」
そのアドバイスを活かすことができれば、2人はブラウンの発言に込められた期待に沿えるかもしれない。確かに、NFLでトップのラッシングオフェンスに爆発的なパス攻撃の能力が加わっても支障はないだろう。
【RA】