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RBスイフトがケガを抱えながらも活躍することを期待するライオンズのアシスタントHC

2022年06月04日(土) 16:29


デトロイト・ライオンズのディアンドレ・スイフト【AP Photo/Lon Horwedel】

デトロイト・ライオンズのディアンドレ・スイフトはチームをけん引するランニングバック(RB)になれる能力を備えているが、まずは健康状態を維持することが求められている。

2020年ドラフト2巡目で指名されたスイフトは昨シーズンに肩の負傷が原因で4試合を逃しており、2シーズンで合計7試合を欠場した。

それに対し、RBコーチ兼アシスタントヘッドコーチ(HC)のデュース・ステイリーはシーズン開幕に向けてスイフトの意欲をかき立てようとしている。

『Detroit Free Press(デトロイト・フリー・プレス)』によると、ステイリーは「ケガはつきものだが、ランニングバックとしてケガを抱えながらもプレーできるようにならなければならない、ということはスイフトとも話した」と述べたという。「ケガをしていることと傷ついていることが違うというのは、誰もが知っている。トレーニングキャンプ初日にランニングバックとしてここに足を踏み入れた途端、同じようには感じないだろう」

「戦い抜かなければならないこともあるのだ」

フィラデルフィア・イーグルスとピッツバーグ・スティーラーズで合計10年間プレーした経歴を持つステイリーは、ランニングバックをプレーしていれば“ひどい事故”に巻き込まれる可能性があると語った。そして、スイフトがルーキーシーズンに脳しんとうで2試合の欠場を余儀なくされたように、ケガには運も関係してくると強調しており、次のようにコメントしている。

「ランニングバックをやっていると、それなりの打撃を受けることになる。自分の身を守るべきときにしっかりと守り、その上ですべてを出し切るタイミングがあるはずだ」

スイフトはこの2年間でプレーメーカー能力の片りんを見せていたものの、一流のランニングバックになれるほどの安定性を持ち合わせていない。昨シーズンに行われたスティーラーズ戦ではキャリー33回、130ヤードをマークしたが、2021年にキャリー15回以上を記録したのはこの1試合だけだった。

これまでのようなケガを繰り返さないようにするために、スイフトは今オフシーズンに増量したと伝えられている。

ライオンズはスイフトとジャマール・ウィリアムスで構成される堅実なトップRBコンビを擁しており、ウィリアムスはランプレー重視のオフェンスにおいて補完的なスキルセットを持っている。とはいえ、スイフトがより多くの仕事を受け持つことができれば、成長中のオフェンスをより爆発的なものに変えることができるだろう。

ライオンズの攻撃コーディネーター(OC)ベン・ジョンソンはスイフトについて「彼がチームをより良くしてくれるのは間違いない。ボールを持ったときはダイナミックなプレーメーカーになれるし、われわれはそのように彼を使っていくつもりだ」と明かしている。

【RA】