「帰郷したことで新鮮な気持ちになっている」とセインツWRランドリー
2022年06月04日(土) 16:53ルイジアナ州立大学(LSU)出身のワイドレシーバー(WR)ジャービス・ランドリーはキャリアの次のフェーズに入るために地元に戻り、ニューオーリンズ・セインツの一員として活動し始めたばかりだ。
セインツのOTA(チーム合同練習)に参加したランドリーは現地2日(木)、オフェンスの中で自分の役割を果たすための準備をしていると語った。
『The Athletic(ジ・アスレチック)』のキャサリン・テレルによると、ランドリーは「ニューオーリンズにはすでに確立された文化やリーダーシップがあって、故郷に戻ってきたことで新鮮な気持ちになっている」と話しているという。
過去4シーズンをクリーブランド・ブラウンズで過ごす間にプロボウルに2回選出されたランドリーだが、2021年シーズンは12試合しか出場できず、キャッチ52回、570ヤード、タッチダウン2回と、キャリアで最も精彩を欠く成績だった。
29歳のランドリーはルイジアナ州に戻ってくることによって、本来の調子を取り戻したいと望んでおり、「芝生の上に立って、ルートを走り、学ぶ機会を得て、文化やチームの一員になり、ここで自分の居場所を見つけられたら幸せだ」とコメントしている。
ランドリーは5月にセインツと1年契約を締結した。セインツWR陣はオフシーズン序盤にその実力が疑問視されていたものの、ベテランパスキャッチャーであるランドリーが加われば結束力が高まるだろう。ケガで昨シーズンを棒に振ったWRマイケル・トーマスは復帰に向けてリハビリを続けているところだ。また、セインツは4月に行われたドラフトの1巡目でオハイオ州立大学出身のWRクリス・オレーブを指名している。
こうした補強は2021年シーズンに一貫性を欠いていたユニットをアップグレードするチャンスだと言えよう。
ランドリーがセインツへの加入を楽しみにしている理由として挙げていたリーダーシップの一端を担っているのがクオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンだ。ウィンストンは断裂したACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を完治させるために取り組み続けている。
そのウィンストンについて、ランドリーは「彼はリーダーだな。彼は・・・俺がここに来た理由の1つだ。交わした会話とか、彼が話していることの背後にある意志とかな。もちろん、フィールドに出れば、そこで見たものがすべてだ。他には誰もいないぜ。彼しかいない。彼はそういう人だ。あのポジション、そしてチームにいてほしい人材だ」と強調した。
負傷者が少なく、潜在能力を最大限に発揮できれば、セインツは2016年以来初めてプレーオフ進出を逃し、9勝8敗に終わった昨季の状態から立て直すことができるだろう。
【RA】