契約交渉に不満を抱えるカウボーイズTEシュルツが残りのOTAを欠席
2022年06月07日(火) 11:18ダラス・カウボーイズのタイトエンド(TE)ダルトン・シュルツは長期契約締結に向けた交渉の行き詰まりに苛立ちを募らせている。
現地6日(月)朝に『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが状況を知る人物の話をもとに報じたところによると、シュルツは自主参加のOTA(チーム合同練習)にこれ以上参加しないとチームに伝えたという。
シュルツは1,093万1,000ドル(約14億4,507万円)のフランチャイズテンダーにサインしたが、2022年以降もダラスにとどまるための長期契約を求めているのだ。両サイドが7月15日(金)までに複数年契約に合意しなかった場合、シュルツは1年テンダーでプレーすることになる。
カウボーイズは自主参加のOTAの最終週を迎えており、シュルツはこれをスキップする予定だ。チームは6月14日(火)から16日(木)にかけて参加必須のミニキャンプを実施するが、そのセッションを欠席すればシュルツは罰金の対象となる。
タイトエンドの状況が切迫していたカウボーイズはシュルツがフリーエージェント(FA)にならないようにフランチャイズタグを使用した。シュルツは2021年シーズンにキャッチ78回、808ヤード、タッチダウン8回を記録し、2シーズン連続で600以上のレシーブヤードをマークしている。
クリーブランド・ブラウンズがTEデイビッド・ジョクと新たに保証額2,800万ドル(約37億0,909万円)の4年5,675万ドル(約75億1,753万円)の契約を結んだことを受けて、シュルツ――そして、同じくフランチャイズタグをつけられているマイアミ・ドルフィンズのTEマイク・ガシキ――の交渉している金額の基準が変わった。
自主参加のOTAまではホールドアウトしても罰金を取られないため、シュルツはカウボーイズが長期契約の締結に動くことを期待しながら最終セッションを欠席する権利を行使している。
【RA】