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「方向性を変えるかと言われたらそれは違う」と攻撃プランに口を閉ざすペイトリオッツHCビル・ベリチック

2022年06月08日(水) 14:18


ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチック【Perry Knotts via AP】

どのように質問したところで、ニューイングランドのメディアはニューイングランド・ペイトリオッツの2022年シーズンの攻撃陣の計画について、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックから説得力のある回答を得ることができなかった。

現地7日(火)、ベリチックはペイトリオッツの参加必須のミニキャンプの開始時に「まあ、われわれは過去数年間で攻撃に関して多くの変更を行っていたし、今年は物事を合理化するのに良い時期だ。数年前には守備に関して同様のことを行った。われわれは今年攻撃に関して合理性を図るのに良い時期だと感じている。毎年、そのような要素があるんだよ」と話した。

オフェンスを”合理化”する計画だと言うだけでなく、ベリチックは刷新された攻撃コーディネーター(OC)の下でオフェンスがどのように指示されるかという質問に対しても、あいまいな返答を続けた。ベリチックはジョー・ジャッジとマット・パトリシアが担う役割について一貫してあいまいであり、プレーコーラーの指名を急ぐこともない。

プレーコールを整えることはプロセスの一部で、クオーターバック(QB)マック・ジョーンズを中心とした攻撃陣の構成は必要だが、彼の仕事の手法と同様に、まだ実態をなしていないとベリチックは火曜日に指摘した。

以下がベリチックと記者陣のやりとりの抜粋だ。

――オフェンスに新しいシステムを導入しますか?
「分からない」

――今年はどのくらい大きい変更を考えていますか?
「分からない。毎年変更はあるし、私はその変更に順位をつけることはできない」

――新しい攻撃陣全体をあなたが指揮することになりますか?
「分からないね。つまり、攻撃陣の方向性を変えるかということであれば、それは違う。それはわれわれがやることではない。攻撃に関してどうするかははっきりとはしてない」

コーチにとってはっきりとしていないように、その質疑を受け取ったフットボール界もまた、あいまいな状態に取り残されたままだ。

【AK】