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ラムズDLドナルドは“引退していればよかったのに”と49ersのOTウイリアムス

2022年06月08日(水) 14:46

サンフランシスコ・49ersのジミー・ガロポロとトレント・ウイリアムス【Alika Jenner via AP】

現地6日(月)に大型契約を結び、引退の考えを捨て去ったディフェンシブラインマン(DL)アーロン・ドナルドは、それと同時にロサンゼルス・ラムズが再びスーパーボウルに出場する希望を確かなものとし、地元ファンを沸かせている。

一方で、ラムズ復帰が確実なものとなったことで、ドナルドの契約はライバルチームのオフェンシブラインマン(OL)たちを落胆させた。

サンフランシスコ・49ersのレフトタックル(LT)トレント・ウイリアムスもその一人。NFL史上でも最も優秀なディフェンス選手の一人が戻ってくると聞いて、喜びでジャンプするというわけにはいかなかった。

ウイリアムスは49ersのミニキャンプ初日に、(おそらく)ジョークを交えつつ「ああ、引退してくれればいいのにって思ってたさ」と報道陣に対して語っている。

「彼はその契約にふさわしい。当然、俺ら全員が彼の能力を知っている。個人的なレベルでは彼のことを知らないけど。彼と競うのは好きだよ。お互いの全力を引き出してね」

49ersで送った2シーズンの両方でプロボウルに選ばれているウイリアムスは、昨年にはオールプロにも選出され、昨オフシーズンに巨額の契約を締結している。

いずれもプロフットボールの殿堂に迎えられるべき2人だが、少なくとも今のところは、49ersとラムズのライバル関係は2人の最高のラインマンが対峙する形で続いていくだろう。

昨シーズンを10勝7敗で締めくくった49ersは、レギュラーシーズンでラムズとあたった2戦の両方を制しながらも、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区3位に終わった。同地区1位のラムズが後にスーパーボウル制覇を果たしている。それぞれのチームの成功は、ラインでの素晴らしいプレーに支えられていた。その部分で各チームを導いたのが、最も高額の契約と最も高い評価を得ている2人、ウイリアムスとドナルドだった。

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