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レイダースがWRレンフロウと2年43億円で契約延長

2022年06月11日(土) 00:08

ラスベガス・レイダースのハンター・レンフロウ【AP Photo/Rick Scuteri】

また1人、ダイナミックワイドレシーバー(WR)が高額契約を手に入れた。

ラスべガス・レイダースはハンター・レンフロウと2,100万ドル(28億1,877万円)を保証する2年で3,200万ドル(約42億9,386万円)の延長契約にサインすると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートが現地10日(金)の朝、伝えた。

2019年に5巡目指名されたレンフロウは2021年シーズンに103回のキャッチ、1,038ヤードと9回のタッチダウンを奪い、プロボウルに選出されてブレークを果たしている。彼はデレック・カーのお守りとして役割を果たし、サードダウンで大活躍した。今度はその働きに見合った報酬をもらうことになる。

今年がルーキー契約の最終年だったレンフロウのベースサラリーは254万ドル(約3億4,088万円)となっていた。新しい取り決めでは彼の価値をもっと反映したものになる。このオフシーズンは年間報酬2,000万ドル(約26億8,462万円)を上回るレシーバーが続出しており、1年で1,600万ドル(約21億4,770万円)というレンフロウの契約は、彼の力、生産性と成長値を考えるとお買い得価格に見えるほどだ。それでも、これはクーパー・カップの最初の延長契約(年1,575万ドル/約21億1,310万円で3年間)とほぼ同じレベルとなっている。カップのように、レンフロウも数シーズン後にはさらに大きな報酬を手に入れるようになっているかもしれない。

スロットで輝くレンフロウは、ゲームで指折りのルートランナーとして成長した。スピードはさほどでもない身長178cmのクレムゾン大学出身のWRはシャープカットと正確なルートを使って自分より速いコーナー(CB)を出し抜き、スペースを作る。キャッチポイントでのタフさとボールを持ったときの巧みさはサードダウンで理想の脅威となる。

昨年、カーが重要なプレーを必要とした際に、まずレンフロウを探したことはまず間違いないと言っていいだろう。

WRデイバント・アダムスの追加により、レイダースはNFLベストのトップルートランナー2人をそろえたことになる。一見したところ、アダムスが来たことでレンフロウの輝きがやや薄れてしまうのではと思えるかもしれない。だが、アウトサイドレシーバーに注目が行く一方で、レンフロウにもさらに多くの有益な対戦が訪れるはずだ。どちらにも多くのチャンスがある。

育てた優秀な選手の引き留め契約に動く新レイダース幹部の傾向は続いている。新体制でまだ1ゲームもプレーしていない中で、ジェネラルマネジャー(GM)デイブ・ジーグラーは、カー、ディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビー、そしてレンフロウと延長契約を交わした。次に来るのは、タイトエンド(TE)ダレン・ウォーラーだろう。

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