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ブラウンズがキャサリン・ライシュをアシスタントGM兼フットボール運営部門副社長に採用

2022年06月17日(金) 11:50

クリーブランド・ブラウンズ【NFL】

クリーブランド・ブラウンズが先駆的な採用を行った。

ブラウンズが現地16日(木)、キャサリン・ライシュをチームのアシスタントジェネラルマネジャー(GM)兼フットボール運営部門副社長に採用したと発表している。

ライシュはNFLにおける管理職位の女性として最高位を維持している。

これまでフィラデルフィア・イーグルスに所属していたライシュは、2021年シーズンを前に昇格してフットボール運営部門副社長を務めていた。

グレン・クックをアシスタントGM兼選手人事部門副社長に、ボブ・クインを人事及びコーチング担当上級役員に昇格させ、さらにジミー・レイをGMの上級顧問として迎え入れたブラウンズは、それ以外にもフロントオフィスの採用、昇進について木曜日に多くの発表を行っている。

ケベック州モントリオール出身のライシュは2015年にインターンとしてカナディアン・フットボール・リーグ(CFL)のモントリオール・アルエッツに所属し、そこでプロフットボール界でのキャリアをスタートさせた。その後、アルエッツのフットボール管理部門コーディネーターに就任してCFL初の女性人事幹部となったライシュは、アシスタントGMにも昇格している。さらに、トロント・アルゴノーツでフットボール管理部門ディレクターを務めた後、NFL入りしてリーグの障壁を取り除いた。

現ブラウンズGMのアンドリュー・ベリーは2019年に一度、クリーブランドを離れてイーグルスのフットボール運営部門副社長に就任している。イーグルスのハウイー・ローズマンGMは同じ年にライシュをフットボール運営部門コーディネーターに任命した。2020年シーズンを前にベリーがブラウンズのGMに就任すると、ライシュはイーグルスでフットボール運営部門副社長に昇格を果たしている。

ライシュは2022年の採用サイクルにおいて、ミネソタ・バイキングスから当時空席だったGM職の面談を要請されたときにさらに注目を集めた。これは、女性がGM職の面談を受ける最初の機会になると思われていた。最終的にバイキングスはブラウンズのフットボール運営部門副社長を務めていたクウェシ・アドフォ・メンサをGMに採用している。

【RA】