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7年のNFL生活に別れを告げるTEマット・ラコシー

2022年07月13日(水) 17:10

ニューイングランド・ペイトリオッツのマット・ラコシー【AP Photo/Steven Senne】

過去3シーズンをニューイングランド・ペイトリオッツで過ごしたタイトエンド(TE)マット・ラコシーが現地12日(火)、ソーシャルメディアを通じてNFLからの引退を発表した。現役生活は7年間だった。

「この場で少し時間を借りて、夢を追いかける俺を支えてくれたみんなにありがとうと言いたい。俺は愛するゲームに別れを告げることにした。これまで本当に多くをそのために犠牲にしてきたゲームにだ。俺のためにたくさんのものを犠牲にしてくれた人々に心から感謝している。みんながいなければこの夢は実現できなかった。

俺のために自分と家族をささげてくれた妻にありがとうと言いたい。7年間のNFLキャリアで俺たちは考えられる限りのハイとローを経験してきたよな。君はどん底のときの俺も、最高のときの俺も見てきた。君が見せてくれたサポートは言葉では言い表せないほどだし、君なくしてこれを成し遂げることなんて想像もできないよ。愛している。

時間を割いてくれた母と父にも感謝している。感謝することはたくさんあるんだけど、2人の時間以上に大事なものは他にない。練習への送り迎えをしてくれたり、前庭でキャッチボールをしてくれたり、全ての試合を見にきてくれたりしたことはほんの数例に過ぎない。俺の人生のために2人が時間をささげてくれたことにどれほど感謝しているか知らないだろうね。

たくさんのメールや電話をしてくれて、可能な限り多くの試合に来てくれたきょうだいたちも、ありがとう。気晴らしや話し相手が必要なときはいつでも相手になってくれたね。おいっ子たちの写真も励みになっていたよ・・・。

長年支え続けてくれた親友たち、今までありがとう。名前を言わなくても分かるはずだ。君たちが来てくれたときにいつも最高のプレーができたのには理由がある。

いいときも悪いときもコンスタントな支援と競争意欲を与えてくれたチームメイトたちに感謝している。この切り替えは簡単じゃないけど、みんなのおかげで俺はベストを発揮することができた。これからも生涯にわたる友人でいてほしい。

俺を限界まで押し上げ、ベストな選手になれるように後押ししてくれたコーチの皆さんにも感謝している。

たった1人、俺を信じてくれた代理人のケンに感謝したい。君は今では素晴らしい友人だよ。

俺を選び、夢を続ける機会を与えてくれたジャイアンツ、ブロンコスとペイトリオッツにありがとうと言いたい。

子供の頃からプロのアスリートになることをいつも夢見ていた。最初はただ父のようになりたいと思っていたんだ。それがやがて、自分の人生をささげたいものへと変わっていった。数え切れないほどのアップダウンがあったけど、上で述べた人々は常に俺を支え続けてくれた。そのおかげで俺は現実に夢をかなえることができたよ」

イリノイ大学出身のラコシーはドラフト外フリーエージェントとして2015年にニューヨーク・ジャイアンツでキャリアをスタートした。2015年と2017年にビッグブルーから何度か試合に出場し、2017年シーズン半ばでデンバー・ブロンコスへと移籍。

2018年にブロンコスで活躍を見せた。5試合で先発、15試合に出場して共にキャリアハイとなる24回のキャッチと250ヤードを獲得し、NFLで自身初となるタッチダウンを記録。シーズン第11週にはケイス・キーナムから10ヤードのレシーブを決めてピッツバーグ・スティーラーズへの勝利に貢献した。

その後ニューイングランドに移ったラコシーは過去3シーズンをペイトリオッツの一員として過ごし、そこでキャリアを終えることになった。

通算成績は先発14試合、出場34試合、レシーブ40回、403ヤード、タッチダウンが2回だった。引退発表の時点で29歳のラコシーはフリーエージェントだった。

【M】