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厳格な食事管理で“大きな前進を遂げた”ペイトリオッツQBジョーンズ

2022年07月18日(月) 10:41


ニューイングランド・ペイトリオッツのマック・ジョーンズ【AP Photo/Adrian Kraus】

昨年の今頃、マック・ジョーンズはニューイングランド・ペイトリオッツの先発クオーターバック(QB)の座を目指すドラフト1巡目指名選手として、初めてのトレーニングキャンプに向けて準備をしていた。2022年に入り、先発の座が約束されているジョーンズはあらゆる面で自分を高めようと試みながら2年目のシーズンに臨もうとしている。

オフシーズン中の取り組みで注目を集めてきたジョーンズはそれに関する説明をしながら、『NBC Sports Boston(NBCスポーツ・ボストン)』のフィル・ペリーに対し、今オフシーズンに最も重要視していたのはより厳密に食事管理をすることだったと語った。

「すべてを評価することは重要だと思うし、あれが改善したいことの1つだった。大きな前進を遂げた」と明かしたジョーンズは「自分の体を調整したことで快適に感じているし、より健康的になり、より良い状態になった。結局のところ、やっぱり人間だから好きなものを食べたいんだけど、できる限り自分を律しないといけない」と続けている。

今春、ジョーンズが人目を引いたのは以前より引き締まった体つきだけではなかった。23歳のジョーンズはフィールド上でよりはっきりと意見を言うようになり、それに気がついたチームメイトからは今オフシーズンにジョーンズのリーダーシップの質が“別次元”なものになったと言われている。さらに、ジョーンズはチームのワイドレシーバー(WR)たちと空き時間を利用して行動を共にし、親交を深められるように努力もした。

ルーキーシーズンに成功を収めたジョーンズが2年目のシーズンに向けて自信を深めているのは当然だろう。序盤は苦戦を強いられたものの、ジョーンズは2021年シーズンにペイトリオッツを10勝7敗に導き、ワイルドカードラウンド進出に貢献した。全17試合に先発出場したジョーンズは3,801パスヤード、タッチダウン22回、インターセプト13回を記録。パス成功率67.56%というのは、ルーキーの記録としては歴代2位の高さだった。他のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のクオーターバックが出場を辞退したため、ジョーンズはプロボウルへの出場も果たしている。

ジョーンズの今オフシーズンの目標は2月から明らかになっていたが、トレーニングキャンプを目前に控えた今、ジョーンズはこれまでの取り組みの効果を実感し始めているようだ。今夏は攻撃コーディネーター(OC)を務めていたジョシュ・マクダニエルズがいない状況に慣れる必要があるが、事前に心身の状態を整えておくことで、ジョーンズは万全な状態でこの重要な夏に臨むことができるだろう。

ジョーンズは「すべてはより良い選手、より良い人間になろうとすることに帰結すると思う」とコメントした。「それがこのオフシーズンの目標だった。調子もいいし、自信もあるし、それが大事なんだ。俺はとにかく、そこに参加してみて、自分の仕事をして、みんなをリードし、チームがひとつになるのを手助けするつもり。結局はそういうことなんだ。オフシーズンは、落ち着いて、少しリラックスしながら、自分が進歩したいと思うところを進歩させるのに最適な機会だ。俺はそれができたと思っている」

ペイトリオッツのベテラン選手は現地7月26日(火)からトレーニングキャンプに参加する予定だ。

【RA】