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カーディナルスCハドソンはトレーニングキャンプからチームに合流へ

2022年07月19日(火) 09:50

アリゾナ・カーディナルスのロドニー・ハリソン【Greg Trott via AP】

フットボール界は一体となって、アリゾナ・カーディナルスにおけるクオーターバック(QB)カイラー・マレーの状況に気をもんできた。一方、先月に行われた参加必須のミニキャンプにカーディナルスのセンター(C)ロドニー・ハドソンが参加しなかったことで、新たな問題も表面化している。

ハドソンは欠席を許可されていなかったため、これはカーディナルスとベテランラインマンとの間に溝があったことを示している。しかし、その対立はどうやら解消されたようだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地18日(月)に報じたところによると、ハドソンはカーディナルスに対し、2022年シーズンにチームに戻ること、また、ベテラン選手たちがトレーニングキャンプに集合する7月26日(火)には他の選手と一緒に参加する予定であることを伝えたという。

キャリア初期から質の高いセンターとしての地位を確立していたハドソンは、オークランド・レイダース(現ラスベガス・レイダース)時代にプロボウルに3度選出され、2019年にはオールプロのセカンドチームにも選ばれた。昨季までその勢いが衰えることはなかったが、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によれば、ハドソンは2021年シーズンにオフェンス、パスブロッキング、ランブロッキングのカテゴリーでキャリア最低のグレードを記録したという。

33歳になったこともあり、ハドソンがそろそろ引退するのではないかと考えるのは自然なことだ。しかし、ハドソンは2023年まで続く3年契約の2年目にあたるシーズンに、チームに戻ってこようとしている。ハドソンはカーディナルスのサラリーキャップの1,261万ドル(約17億4,277万円)分を占める見込みであり、少なくとも、2022年シーズンの保証額である610万ドル(約8億4,305万円)分を占める予定だ。

ハドソンは再びスーパーボウル出場をめぐる争いに加わろうとしているチームに戻ろうとしている。マレーの状況がいまだに解決していない中で、少なくとも今シーズンはハドソンの後釜を探さなくて済むと分かって、カーディナルスは満足しているはずだ。

「まだ道の途中だ」

【RA】