イーグルスWRアレン、世界陸上110mハードル決勝進出もわずかなフライングで失格に
2022年07月19日(火) 10:24フィラデルフィア・イーグルスのワイドレシーバー(WR)デボン・アレンがオレゴン2022世界陸上競技選手権大会(世界陸上)で男子110メートルハードルの決勝に進んだものの、フライングで失格となった。
現地17日(日)、アレンはスタートの号令に速く反応しすぎたため、110メートルハードル決勝で失格になった。規則ではリアクションタイムがスタートの合図であるピストルの音から0.100秒以内の場合にフォルススタート(フライング)となる。アレンのリアクションタイムはその基準より0.001秒短かった。
アレンは日曜日の午後に実施された準決勝で2位につけ、自動的に8名の決勝進出枠に入っていた。予選で13秒47をマークしたアレンは、準決勝では13秒09と大きくタイムを縮めていた。しかし、決勝でそれをさらに更新するチャンスは絶たれている。また、アレンには今季に記録した世界トップクラスの自己ベストを更新することにも期待が持たれていた。
3度の全米チャンピオンであり、2度のオリンピアンであるアレンは、2016年リオオリンピック(5位)と2020年東京オリンピック(4位)の双方で110メートルハードルの決勝に進出したものの、世界陸上では7位以上につけたことはなかった。
地元チームであるオレゴンダックスの一員だったアレンは今季に3つのレースで優勝している。中でもニューヨークグランプリでは12秒84という陸上男子110メートルハードル史上3位のタイムを出していた。このタイムは今回の世界陸上に出場している選手の中で、今季のベストタイムでもある。
キャリアを通じてアレンより良いタイムを出したことのある唯一の現役アスリートが、日曜日の決勝で優勝した。アメリカのグラント・ホロウェイが、13秒03で男子110メートルハードルの金メダルを獲得している。
27歳のアレンは4月にオレゴン大学が実施したプロデーで印象的なスピードを披露し、イーグルスとの契約に至った。陸上競技の活動が今週末で一段落し、最後にフットボールのゲームをプレーしてから6年が経つアレンは、今度はシーズン第1週のロースターにとどまることを目指す。アレンは26日(火)にイーグルスとの最初のトレーニングキャンプに向かうことになっている。
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