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膝負傷のレイブンズRBドビンズ、シーズン第1週の出場は未定

2022年07月19日(火) 12:17


ボルティモア・レイブンズのJ.K.ドビンズ【AP Photo/Nick Wass】

ボルティモア・レイブンズのランニングバック(RB)J.K.ドビンズはプレシーズンに膝を負傷した後、2021年シーズンの全試合を棒に振った。ドビンズは2022年シーズンの第1週にも出場できない可能性がある。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地18日(月)に『NFL Now(NFLナウ)』で、ドビンズがシーズン初戦に出場するのは確実ではないと報じた。

ラポポートは「回復は順調なようだ」と伝えた後、こう続けている。「彼は可能な限り努力している。本当に何の後退もない。とはいえ、負傷のタイミングからして、第1週に間に合うかどうかは分からないと、私はそういうふうに理解している。実際、私が信頼している人物から聞いた推定に基づくと、第1週には間に合わず、その数週間後になってようやくフィールドに出られるようになる可能性すらあるようだ。リハビリがうまくいっていないと言っているのではない。ただ、あれは深刻で複雑なケガだった。ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)と半月板の損傷で、側面にもダメージがあった。負傷部位が多かった」

ドビンズがプレシーズン最終戦で膝を痛めた後、レイブンズはドビンズのリハビリを慎重に進めている。ドビンズはトレーニングキャンプの開始時にPUP(故障者)リスト入りすると予想されており、今回のプレシーズンでドビンズが活動するところを見られないのはほぼ確実だ。

一方、ラポポートの報道を聞きつけたドビンズは、シーズン第1週に出場できない可能性があるとの指摘に異を唱えている。

ドビンズは『Twitter(ツイッター)』に「リハビリが順調に進んでいるからPUPに入ることすらないだろうし、第1週には絶対に間に合わせる」と投稿した。

ドビンズは昨シーズン、ケガによって全試合の欠場を余儀なくされる前、モンスター級の仕事量をこなす態勢を整えていた。輝かしいルーキーシーズンを終えたドビンズは同じように素晴らしい活躍を見せることを期待されてきたが、ラポポートの報道はその楽観論に冷水を浴びせている。たとえドビンズが示唆しているようにシーズン第1週から出場できたとしても、レイブンズはすぐに仕事量を他の選手と分担させる可能性が高い。

レイブンズはずっと、100%に近い状態になるまではドビンズを復帰させないと主張してきた。そして、オフシーズンの作戦においてその計画は揺らいでいない。レイブンズは仕事量に対応できることをすでに証明しているベテランRBマイク・デービスと契約を結んだ。また、ACLの断裂から復帰したRBガス・エドワーズも擁している。ラポポートは、エドワーズのリハビリが順調に進んでおり、シーズン第1週に出場するめども立っているようだと言及した。

チームはドビンズに関して慎重に判断する可能性がある。シーズン開幕までは他の選手に頼り、その間にドビンズが完全に健康になったことを確かめてシーズン開幕後にランプレーを多用するスキームに彼を投入しようとしているのだ。

レイブンズのベテラン選手が7月26日(火)からキャンプに参加する予定となっている中で、ドビンズのリハビリがどの程度進んでいるのか、そしてどれくらいの期間、待機を余儀なくされるのかといったことが分かってくるだろう。

【RA】