カーディナルスQBマレーの職業倫理や知識に自信を持つチームメイトたち
2022年07月27日(水) 15:16アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)カイラー・マレーのチームメイトたちは、マレーの学習習慣を心配していない。
現地25日(月)にマレーの延長契約の中に各ゲームウイークでの”自主学習”の項目が含まれていたと報道されたのを受け、タイトエンド(TE)ザック・アーツとセーフティ(S)ブッダ・ベイカーはマレーの集中力と試合に向けた姿勢を支持している。
チームのウェブサイトの記者であるダレン・アーバンによれば、アーツは火曜日に「相手のディフェンスが特定のテクニックをどうプレーするのかとか、そういう質問をするたびに、彼には俺が何の話をしているのか分かっている」と話したという。
さらにアーツは「俺からすれば、彼と一緒にフィルムを見たりはしないけど、彼らがやっている特定のテクニックとか、自分が研究している中で見たものについて俺が話したいとき、たいてい彼は俺と同じ前提を把握しているんだ」と続けた。
マレーが5年2億3,050万ドル(約315億6,951万円)の契約を正式に結んだ月曜日に、マレーには契約期間中、各ゲームウイークに4時間以上の自主学習を求められることが契約の補記で規定されていることが判明している。
「その補記はそういうもんなんだろうけど、俺の意見では、カイラーはプレーブックを隅々まで知ってるぜ」とアーツはつけ加えた。
ベイカーもまた、2度のプロボウラーにしてAP通信攻撃部門年間最優秀新人賞を受けたこともあるマレーの仕事ぶりや集中力に疑いを抱いていない。
「K1はハードワーカーだ」と4度のプロボウラーであるベイカーは話した。
「皆がそれぞれに違う。施設の中でフィルムを見たいってやつもいるし、チームのiPadじゃなくて広い(ミーティング)ルームで見たいってやつもいる。家でってやつもいるんだ」
「とにかく彼は報酬を手に入れたんだから、すべてが順調さ。どっちにしろ、彼はフットボールのことしか考えてない」
マレーの新契約がまとまり、補記に関する話も一段落した今、カーディナルスには前に進んでいく準備ができている。
クリフ・キングスベリーヘッドコーチ(HC)一行にとっては、それはほろ苦い終わりを迎えた2021年シーズンとタイトル追求からの立て直しだ。
「あらゆる分野での彼の成長や、彼のやっていることすべてが、年を追うごとに劇的に良くなっている。それが私の判断だ。このリーグにいるスーパーボウルで勝てるクオーターバックは一握りで、私は彼がその一人だと思っている」とキングスベリーHCは語った。
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