PUPリストのDEヤングについて「復帰のスケジュールを設定することはない」とコマンダースHCロン・リベラ
2022年07月27日(水) 16:38元AP通信守備部門年間最優秀新人賞のチェイス・ヤングは、現地26日(火)に発表されたワシントン・コマンダースのPUP(故障者)リストで最も注目を集めた選手だろう。
コマンダースにとっては残念なことであるが、このディフェンシブエンド(DE)はまた長い時間欠場することになりそうだ。
ヘッドコーチ(HC)のロン・リベラは、チームのインタビューを介して次のように話した。「チェイス・ヤングは、おそらくまだ多くの時間が必要だろう。つまりそれはケガが深刻だったという意味で、どんなときでもACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂が深刻だというのは当然だが、そのうち回復することでもあるから、われわれはただ回復を待ち様子を見るしかない」
タイトエンド(TE)のローガン・トーマス(ACL)、センター(C)のチェイス・ルーリエ(腓骨)とタイラー・ラーセン(アキレス腱)と一緒にPUPリストに配置されたヤングは、昨シーズン第10週のタンパベイ・バッカニーズ戦での勝利の際に負ったACL断裂から、復帰しようとしている最中である。
オフシーズンに続いて、リベラはヤングの復帰時期についての推測を避けた。
「一番大きなこととして、われわれはこういったものにスケジュールを設定することはない。それは不当だ。ケガから復帰し、乗り越えようとしている選手にプレッシャーをかけ、彼らの適正な回復期間を待たずして復帰を実現しようとする。そしてそれは何か他の問題を引き起こすかもしれない。しかし、私が言ったように、ほとんどの場合、チェイスと負傷した他の選手たちは、復帰の準備ができたときにフィールドに戻ることになるだろう。ただ、チェイスの場合はやはりACLということもあり、シーズン後半に起きたことだから、深刻度は高い。私は知っているが、彼はシーズン最初からリストに載ることを予想していたと言っている。だから、彼に大きな期待をするのは不当なことだ」
ヤングのルーキーシーズンを終わらせたのは、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)ワイルドカードでコマンダースを敗退に追い込んだバッカニアーズであった。しかしながら、その2020年シーズンはヤングがサック7.5回、フォースドファンブル4回、タックル44回を記録して守備部門年間最優秀新人賞を獲得し、それはNFC東地区を制したヤングとコマンダースにとって希望の1つであった。
コマンダースは昨シーズン7勝10敗、9試合出場とサック1.5回にとどまったヤングのいない試合では4勝4敗で、NFC東地区3位に終わった。
2020年NFLドラフト全体2位指名の選手は復帰に向けて進み続けているが、今のところPUPリストに入っており、いつ練習のフィールドに戻れるかは未定だ。
【AK】