「少しも時間を無駄にはできない」と練習のテンポを上げるコルツQBライアン
2022年07月30日(土) 11:38インディアナポリス・コルツが臨む序盤2回のトレーニングキャンプでは、マット・ライアンが自力で練習時間を短縮しているようだ。
コルツは現地27日(水)と29日(金)に予定された練習セッションを10分、早く切り上げた。
ヘッドコーチ(HC)のフランク・ライクはチームの公式サイトを通して「うちのクオーターバック(QB)が理由だよ。こんなに早い練習はしたことがない。メンタルに関わる。自信にもなる。強くなってプレーしなければならない。ハドルからボールまでテンポよくまわしている」とコメントした。
新しいクオーターバックに対する称賛はオフシーズン中も、あふれんばかりであり、コルツはライアンがチームをどうやって次のレベルに運んでくれるのか、直接見ている最中だ。
左タックルの先発争いをリードしているマット・プライヤーは、ライアンが意図的に練習のペースを押し上げることで、全員の集中力を保っていると指摘する。
プライヤーは「時々、ジョギングをしていて彼の声が聞こえてくると、ああ、行かなくちゃと思うことがある。彼がフィールドにいると、誰もが自分の能力を最大限に発揮してプレーしたいと思うんだ」と話した。
「彼は文字通り、仲間にやることをやらせている。そこに選択肢はない」
カーソン・ウェンツが司令塔を務めた昨シーズン、失望の終わりを迎えたコルツは苦境を乗り越えようと努力の末にライアンを獲得した。NFLでMVPに輝いたこともあるライアンは、すでにキャンプの初期の段階で彼の価値を証明している。
ライアンは「少しも時間を無駄にはできない。これは若い奴らへのメッセージ。待ってはくれないからね。毎日、どんな練習も時間を最大限に生かさないといけない。なぜなら、前を向き、ヒューストンに乗り込んで得点を上げるためだ。そのために、毎日、意識を高く保って準備万端にしておかなければならない」と述べた。
「トレーニングキャンプにおいて最も重要で難しいことのひとつは、同じことの繰り返しの中で精神的に元気であり続けることだ。でも、良いチーム、この時期に成長するチームはそれができるチームなんだ」
【AK】