ダラス・カウボーイズが経験あるベテランを頑健な守備陣に加えている。

ラインバッカー（LB）アンソニー・バーがカウボーイズとの1年契約の条項に合意したとチームが発表した。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが後に、バーの契約は最大で300万ドル（約4億0,157万円）だと伝えた。

バーはこれまでのキャリアのすべてをミネソタで過ごしてきた。2014年ドラフトの全体9位でミネソタ・バイキングスから指名を受け、2015年から2018年には毎年プロボウルに選出されている。2019年にはニューヨーク・ジェッツとの大型契約でバイキングスを離脱するかと思われたが、考え直した末にミネソタに戻っていた。その決断の後、バーは最大49試合中、27戦にしか出場していない。

8月頭まで契約を待つベテランとなってしまったバーだが、今でも価値ある選手であることに変わりはない。キャリアの絶頂期にはシーズンあたりタックル70回近くをマークするラインバッカーだったバーが、ダン・クイン守備コーディネーター（DC）率いる守備陣に加わる。バイキングスには2021年AP通信NFL守備部門最優秀選手賞を受けたマイカ・パーソンズやレイトン・バンダー・エッシュに加え、2021年に加入した新人ジャブリル・コックスがいる。

バーは2022年のカウボーイズの保険となり、安全性を確保するだろう。バーにとってはNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）東地区の王座防衛に臨むコンテンダーでプレーする機会となる。

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