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キャンプで連日素晴らしいプレーを見せるパッカーズWRドゥブス

2022年08月05日(金) 09:36

グリーンベイ・パッカーズのロミオ・ドゥブス【NFL】

グリーンベイ・パッカーズはトレーニングキャンプで新人ワイドレシーバー(WR)から期待を遥かに上回るほど多くのビッグプレーを見せられている。

ドラフト2巡目指名を受けたWRクリスチャン・ワトソンが膝の手術を受けた後に欠席を余儀なくされている一方で、4巡目で指名されたWRロミオ・ドゥブスが、MVPに輝いたことのあるクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースをも唸らせるような、素晴らしいプレーを連発している。

『Associated Press(AP通信)』によれば、ロジャースは現地3日(水)に「毎日毎日・・・彼は少なくとも1回は“ワオ”と言ってしまうようなプレーをする。あのくらい若い選手にしては珍しいことだ」と語ったという。

昨シーズンにパッカーズに在籍していたWRデイバント・アダムスはトレードでラスベガス・レイダースに移り、WRマルケス・バルデス・スカントリングはカンザスシティ・チーフスと新たに契約を結んだ。そのため、パッカーズでは現在、レシーバーのレップスをかけた争いが繰り広げられている。

ロジャースがルーキーを称賛しているのはキャンプの始まりとしては上出来だと言えるが、ドゥブスはそうした毎日を今後も積み重ねていかなければならないことを理解しているようだ。

「キャンプはとても順調に進んでいると思う」とコメントしたドゥブスは「でも、俺としては、次のことに集中するよう、1日中ずっと自分に言い聞かせている。ハイにもローにもなり過ぎないように気をつけている」と続けている。

身長が約188cmあり、スピードと体格の良さを併せ持つドゥブスは、空中戦でディフェンダーを打ち負かす能力をキャンプ序盤から見せつけてきた。ロジャースから信頼を得ることは、新人がいきなり重要な役割を勝ち取るための幸先の良い第一歩だと言えよう。

「ルーキーであろうと、アーロンに十分信頼してもらえるよう、自分をスタンダードなレベルにまで持っていかないといけない」とドゥブスは強調した。

ワトソンに関しては復帰の目標時期が定まっていないものの、ロジャースやベテランWRのランドール・コブ、アレン・ラザードの知恵を借りてオフェンスにおいてメンタル面の強化を図っている。

「確かに悔しいけど、あまり影響を受けないようにしている」とワトソンは言う。「もっと良くなるためにできることはまだあるし、メンタルレップスに取り組むこととか、プレーブックを理解することとか、すべてに参加することができる。だから、ポジティブな面に目を向けて、ネガティブなことは考えないようにしている」

ワトソンがすぐに復帰して失われた時間を取り戻し、ドゥブスがこのまま輝き続ければ、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区4連覇を目指すパッカーズは魅力的な若手コンビを成長させていけるだろう。

【RA】