3日間で3度口論になり練習から追い出されたセインツOTペニング
2022年08月05日(金) 10:23ニューオーリンズ・セインツの新人オフェンシブタックル(OT)トレバー・ペニングはNFLに入る前からフィールド上での情熱的な態度に定評があった。その熱血漢ぶりは笛を吹かれるまでプレーを続けるだけにとどまらず、時に度が過ぎてしまうこともある。
セインツはキャンプ序盤ですでに1巡目指名選手のそうした状態を経験している。
ペニングは過去3回の練習で守備選手たちと口論になった。現地3日(水)にはディフェンシブタックル(DT)マルコム・ローチと小競り合いをして2人とも練習から追い出されている。
『ESPN』のキャサリン・テレルによると、ヘッドコーチ(HC)デニス・アレンは「そんなことをしている時間はない」と述べたという。「今日は2人を行かせて仕事を終わらせなければならなかった。チームとして、どのように競争してプレーし、どのくらい練習するかを学んで、自分たちを限界まで追い込む一方で限界を超えないようにしなければならない」
「トレーニングキャンプでああいうことが起こるのは珍しくない。確かに起きてほしいことではないが。対処して前に進んでいく」
ペニングは月曜日、ディフェンシブエンド(DE)ペイトン・ターナーと小競り合いになり、最終的にはパンチも繰り出されたと報じられている。火曜日には、セーフティ(S)J.T.グレーとそのような状況に陥る寸前までいった。
「それがフットボールだ。俺たちは競い合っている。タフな人にはタフなゲームだし、それを受け止めなければならない。俺たちの間に悪意はないんだ。俺たちはただ競い合っている競争相手だ」とペニングは月曜日に話している。
ジェームス・ハーストとレフトタックル(LT)の座をかけて争っているノーザンアイオワ大学出身のペニングは、守備選手を苛立たせる才能がある。セインツはそれに魅力を感じて彼をドラフトしたわけだが、チームメイトに対して発揮することは望んでいないはずだ。
ペニングは月曜日、笛を吹かれるまでプレーすることについて「それは自分のゲームの一部なんだと思う。それが俺の選手としてのあり方だ」とコメントし、「でも、俺は明らかにテクニックを磨いている。ブロッキングとか、ゲームのテクニックにもっと磨きをかけようとしている。フィニッシュの能力に関しては誇りを持っているし、それは常に自分のゲームの一部だ」と続けている。
【RA】