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肘の腱炎に対処するラムズQBスタッフォード

2022年08月05日(金) 10:48

ロサンゼルス・ラムズのマシュー・スタッフォード【AP Photo/Kyusung Gong】

ロサンゼルス・ラムズでスーパーボウルを制覇したクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードは肘の問題に対応中であり、現地3日(水)の練習で投球していなかった。この問題によってオフシーズンワークには制限が生じている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは木曜日に放送された“Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニング・キャンプ・ライブ)”の中で、スタフォードが“ひどい腱炎”を抱えていると伝えた。

「私が理解している範囲では、この肘の問題は実際には春に発生しており、私はひどい腱炎と聞いている」と言うラポポートは「投球側の腱の問題だ。彼はこのオフシーズンに問題を何とか解消すべく、軽い処置――手術ではないが、医療的な処置――で、PRP(多血小板血漿)療法的な処置よりも大掛かりなものを受けている。しかし、本当に必要としているところにはたどり着けなかった。長期的にはL.A.の全員がいずれ解決できると考えているようだ。このことに特にストレスを感知してはいないが、クオーターバックであり、投球側の腕だ。当然、今後の動向を見守る必要があるだろう」と続けた。

スタッフォードはラムズの春季ワークアウトで投球しておらず、今週のレップスも限られていた。

ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは水曜日、スタッフォードが後退に苦しむことはなく、休養期間はチームの“プラン”に含まれていたと述べている。

チームの記録によれば、マクベイHCは「いや、現在進行中のものに含まれている。全体として見たときに、できる限り彼の痛みが少ないやり方で進めようとしたということだ。彼くらい長く、タフにプレーしていれば、完全に痛みのない状態などあるのかと思うが、目標は9月8日であり、17試合に目を向け、その後もチャンスを手にしてさらに戦えることを願っている」と話したという。

「そういった見通しを立てているし、われわれは大きな図を見てのアプローチを取りたい。彼ほどの経験がなければ、そして、チームとしての練習に欠席した後の知的な部分や身体的な取り組みに追いつく彼のスピードを知らなければ、これほど自信を持ってそのアプローチを取れたか分からない」

マクベイHCによれば、今週から来週にかけて、スタッフォードはチームドリルに参加しない見込みだという。バックアップのジョン・ウォルフォードが先発としてレップスを担当する。

スタッフォードは木曜日に予想外の登場を果たした。個人ドリルと7対7の練習に参加したのだ。肘の問題はトゥトゥ・アトウェルへのディープな投球に影響しなかったようだ。

「@tutuatwellに“放った“スタッフォード」

クオーターバックの腕の問題は常に懸念されるものだ。しかし、スタッフォードは過去にも痛みを抱えて戦い抜いており、今の段階ではスタッフォードにどれほどの問題が起こっているのか推し量ることはできない。

チームはキャンプの間にQBをいたわることで、レギュラーシーズンに向けて最良の形で準備が整うと考えている。

「このやり方が、彼ができる限り良い感触を得るための最高の可能性につながると考えている」とマクベイHCは述べた。

「あなたがたは“彼に何も問題がなく、プレーしてすべてのレップスに参加している方がいい?”と聞いてくるんだろうが、それは当然だ。だが、これがわれわれにとってベストだと考えているやり方だ」

「これは自分自身のアドバイスを受けるやり方だ。“今この瞬間を正しくやって、そのときそのときで進んでいこう”ってね。われわれは今日、チームとして前より良くなったと思うし、有望な要素もいくつか出ている。あなた方は注意深く“OK、まだたった数日間のことだ”と言いたいのかもしれないが、私たちにとっては1週間、2週間という時間をかけられることで、本当のところがよく見えてくる。“OK、新しく導入したプランで求めている結果が出ているぞ”という具合だ。そのことに全員が良い感触を得ていると思うし、これから数週間もそのプランを続けていく」

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