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リードHCのオフェンスを理解し始めているチーフス新人WRムーア

2022年08月06日(土) 14:57


カンザスシティ・チーフスのスカイ・ムーア【NFL】

カンザスシティ・チーフスからドラフト2巡目指名を受けた新人ワイドレシーバー(WR)スカイ・ムーアが、トレーニングキャンプの初期段階でプレーメイキング能力を発揮している。

ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードのオフェンスは新人選手にとって習得が難しいものだが、ムーアはすでに順調に理解し始めていると語った。

『Arrowhead Pride(アローヘッド・プライド)』によると、ムーアは現地4日(木)に「ピンとくるようになってきた」と明かしたという。「このオフェンスのすべてはカウンターだと思っている。例えば、あるプレーをしたら、それは別のプレーのカウンターになっている、みたいな感じ。だから、一度すべての基本を身につけたら、もっと早くすべてがうまくいくようになる」

ムーアはオフシーズンにテキサスでクオーターバック(QB)パトリック・マホームズとワークアウトしたことが役に立っており、それがすでにオフェンスに馴染んでいる理由の一つだと話している。

ムーアはマホームズについて「結局、車のキーは彼が持っている。“何をしてほしいのか教えて”という感じで見ている。彼がこの方法でやってほしいと思っていたら、俺はその方法でやるつもりだ」とコメントした。

ウエスタンミシガン大学出身のムーアは生産的である上に、スクリメージラインから外れてルートを走れることを証明済みだ。有利なポジションでスペースを作り出す能力を有しており、相手と競り合う状況でも大きな手を武器にボールを捕らえることができる。

新加入のWRマルケス・バルデス・スカントリングやWRジュジュ・スミス・シュスター、そして戻ってきたWRメコール・ハードマンのいるオフェンスで、ムーアはバウンダリーレシーバーとして重要な役割を担うかもしれない。

マイアミ・ドルフィンズに移ったWRタイリーク・ヒルのような圧倒的な速さを持っているわけではないが、ムーアはチーフスのオフェンスで動き回ることができ、トレーニングキャンプではバックフィールドの練習に参加している。

マホームズからのパスをキャッチすることについて質問されたムーアは、次のように答えている。

「パットがいれば、アンダースローにはならない。俺たちはただ、走っている大量のミニオンズ(子分たち)ってところさ」

ムーアは火曜日に股関節を痛めて練習を離れたが、水曜日には元気に戻ってきた。

このケガを深刻なものだと思っていないムーアは「ちょっとひねっただけだ。ぎこちない形で転んだ。今はいい感じさ。軽い捻挫だった」と強調している。

プレシーズンゲームが増えていけば、ムーアは注目を集める1人になるだろう。このまま進歩し続け、マホームズから信頼を得られれば、ムーアはオフェンスで重要な役割を担う可能性を秘めている。

【RA】