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レイブンズのルーキーCリンダーバウムがリスフラン関節を負傷、2週間程度の離脱へ

2022年08月09日(火) 12:32

ボルティモア・レイブンズのタイラー・リンダーバウム【AP Photo/Julio Cortez】

復活を誓ったボルティモア・レイブンズのシーズンは現地8日(月)におなじみの懸念に直面することとなった。

4月に1巡目で指名されたセンター(C)のタイラー・リンダーバウムがリスフランを負傷したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが報じている。

リスフラン関節を負傷した場合はシーズン終了の可能性もあるため、深刻な懸念事項として受け止められることが多い。2021年のドラフトで全体25位に指名されたジャクソンビル・ジャガーズのランニングバック(RB)トラビス・イーティーエンは、リスフラン関節のケガによりルーキーシーズンを棒に振った。しかしながら、リンダーバウムの場合は慎重に楽観的な見通しを立てているようだ。

リンダーバウムはアイオワ州立大学での選手時代にリスフラン関節の損傷を抱えながらプレーしており、今回の問題は関節が完全に断裂したわけではなく、捻挫だという。リンダーバウムはプレシーズンの第1戦を欠場するものの、キャンプを離脱するのは1、2週間で済むという希望をレイブンズは持ち続けている。

「ルーキーセンターはレギュラーシーズンが始まるころには万全だろうという楽観的な空気がある」とラポポートは『Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニング・キャンプ・ライブ)』で報告している。

その後にヘッドコーチ(HC)のジョン・ハーボーもリンダーバウムが足の問題を抱えていることを認めたが、リスフランの捻挫ではないという。

「それは違う、リスフランの捻挫ではない」とハーボーHCは話している。「その靭帯ではなく、別の靭帯だ。リスフランは前に負傷しているが、今回は断裂でもなければ、リスフランの捻挫でもない。私はそのように理解している。もちろん、私は医者ではないが、知っての通り、記者会見ではそのような役回りを担っている。私が聞いているのはそういうことだ」

ハーボーHCは、チームはこのケガを深刻なものとは考えていないとつけ加えた。

「彼は足の軟部組織というか、靭帯を痛めているようだが、深刻なものではない。それでも、われわれはそれが完治することを望んでいる。だから、少し時間はかかるが、リスフラン関節ではない」とハーボーHCは説明している。

レイブンズは2022年のドラフトでセンターのトップ選手だったリンダーバウムを4月に全体25位で指名し、彼が先発の役割を担い、今後何年もレイブンズの主力センターとして活躍してくれると信じていた。リンダーバウムに対するその希望はついえていないが、それを追い求める前に、彼はしばらく療養に専念するしかない。

【R】