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負傷歴は懸念せず、RBマカフリーを用いた攻撃を計画するパンサーズHCルール

2022年08月12日(金) 16:26

カロライナ・パンサーズのクリスチャン・マカフリー【AP Photo/Chris Carlson】

ランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーはカロライナ・パンサーズの過去33試合のうち23試合をケガで逃している。しかし、またも欠場を余儀なくされる恐れがあったとしても、ヘッドコーチ(HC)マット・ルールはトップRBを変更するつもりはないようだ。

『Associated Press(AP通信)』によれば、ルールHCは現地10日(水)に「クリスチャンがケガをするのではないかと心配しながら過ごしているわけではない。クリスチャンについて考えていることはただひとつ――攻撃だけだ」と述べたという。

2019年シーズンにランとレシーブの両方で1,000ヤードを達成したマカフリーだが、2020年シーズンにはわずか3試合しか出場できず、昨シーズンも7試合の出場にとどまっていた。

そのマカフリーを“とにかく支配的なフットボール選手”と呼んでいるルールHCは、ランニングバックにはケガがつきものだと指摘している。

「彼は接触が多く、負傷する確率の高いポジションでプレーしている」と語ったルールHCは「われわれは彼を出してプレーさせるつもりだ。できるだけ長く、ベストプレーヤーたち全員がそろうようにしたい」と続けた。

RBチュバ・フバードを擁するパンサーズは今オフシーズン、選手がケガに見舞われた場合に備えてさらなるオプションを確保するために、テネシー・タイタンズに所属していたところからフリーエージェント(FA)になっていたRBドンタ・フォーマンと契約した。

昨季の開幕に際し、パンサーズは最初の2試合でマカフリーにそれぞれ30回程度のタッチを与えている。その後、マカフリーはシーズン第3週にハムストリングを負傷して離脱を余儀なくされた。シーズン後半で復帰を果たしたマカフリーはシーズン第9週から第12週まで平均17回のタッチを記録するも、再び負傷してシーズン終了となっている。

いくつかのケガは奇妙な出来事の中で見舞われたものだったと明かしたマカフリーは、次のようにコメントした。

「すでに倒れていたところに300ポンド(約136kg)の男たちが数人、俺の足首の辺りに倒れてきたことがある。誰かがそうなるのを避けるためのドリルを考え出したら知りたい。毎日それに取り組むさ」

ルールHCは今季もまたマカフリーに30回のタッチをさせるのか? それとも、マカフリーがシーズンを通して良い状態を保ってフィールドに立ち続けることを期待して、フォーマンやフバードに負担を分散させるのか? マカフリーはプレシーズンの試合には参加しない見込みだが、レギュラーシーズン開幕後、パンサーズがマカフリーの仕事量をどのように調整していくかは見ものだと言えよう。

【RA】