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レイブンズからのトレードを振り返るカーディナルスWRブラウン、「必要とされていないと思うこともあった」

2022年08月19日(金) 15:03


マーキス・ブラウン【AP Photo/Ross D. Franklin】

アリゾナ・カーディナルスがプレシーズン第2戦でボルティモア・レイブンズを迎え撃つ現地21日(日)、カーディナルスのワイドレシーバー(WR)マーキス・ブラウンは顔見知りの面々を目にすることになる。

ブラウンは以前、3シーズンにわたって在籍していたレイブンズからのトレードを要請していた。ブラウンは他の先発選手と同様に日曜日の試合でプレーする予定はないが、今回の試合はレイブンズを離れる決断をした理由をブラウンに問うきっかけとなっている。これを受けてブラウンは水曜日、ボルティモアにいる誰かと個人的な問題があったわけではなく、単に違うオフェンスでプレーしてみたかったのだと明かした。

チーム公式サイトによると、ブラウンは「幸せのためさ」と語ったという。「勝利に一役買っているという実感を持ちたいんだ。レイブンズではときどき、自分はあまり必要とされていないと思うこともあった。自分がそこにいようといまいと、彼らは試合に勝とうとしていた」

「俺はこのゲームが好きすぎる。だから関わりたいんだ」

レイブンズのレシーバーとして、ブラウンは間違いなく大多数の場面でターゲットになっていた。昨季のターゲット数は146回とNFLの中でも10番目に多い――レイブンズのタイトエンド(TE)マーク・アンドリュースに次ぐ記録だ。しかし、レイブンズがクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンの指揮下でラン重視のアプローチを展開していることから、ブラウンはカーディナルスでクリフ・キングスベリーHC(ヘッドコーチ)がやっているようなパス重視のオフェンスに移行したいと望んだのだ。

WRディアンドレ・ホプキンスが序盤6試合の出場停止処分を受けているため、カーディナルスはブラウンが即戦力となることを必要としている。ブラウンとの練習回数はさほど多くないが、QBカイラー・マレーはオクラホマ大学時代のチームメイトとの相性は今も健在だと強調した。

「(相性は)すでに構築できていると思う」と言うマレーは「これはNFLだから、まだまだ頑張らないといけない。過去のことは過去のことだからな。でも、自然な結びつきはある。話してはいたけど、長い間一緒にフィールドに立ってはいなかったから、変な感じ」と続けた。

ブラウンはハムストリングのケガに悩まされてきたものの、100%の状態でシーズン第1週を迎えられると宣言している。

【RA】