バッカニアーズGスティニーがACLとMCLを断裂
2022年08月22日(月) 10:132022年シーズン開幕を前に、タンパベイ・バッカニアーズのオフェンシブラインがまたもや打撃を受けている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地21日(日)に情報筋の話をもとに伝えたところによると、バッカニアーズのガード(G)アーロン・スティニーが土曜夜に敗れたプレシーズンゲームのテネシー・タイタンズ戦でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)とMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を断裂したという。
第一報を伝えたのは『ESPN』だ。
バッカニアーズでの3回目のフルシーズンを迎えようとしていたスティニーは、今オフシーズンにアリ・マーペットが引退したことを受けてレフトガード(LG)として先発することになっていた。バッカニアーズの非公式デプスチャートで次に名を連ねているのは、ドラフト2巡目指名を受けた新人のルーク・ゲーデケとプロ2年目のサダリウス・ハッチャーソンだ。
ヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズは日曜日にスティニーのケガを正式に発表しながら次のようにコメントしている。「今はある程度の戦力がそろっているが、チームのためになる誰かを迎え入れることは常に考えている。だから、もし手に入れられるものがあるなら、それを試してみようと思う」
センター(C)ライアン・ジェンセンがキャンプの1週目に膝を負傷したことを受け、バッカニアーズはオフェンシブラインの原動力を失っている。バッカニアーズはチーム内部で問題を解決しようと試み、オフェンシブタックル(OT)ロバート・ヘインシーが成長を遂げてジェンセンの穴を埋めることを期待していた。しかし、スティニーの負傷によってオフェンシブラインのデプスチャートに問題が生じるのは確実であり、バッカニアーズはフリーエージェント(FA)に手を出さざるを得なくなるかもしれない。
「どのポジションでも層が薄くなるのは心配だが、うちにはプレーできるメンバーがそろっている」と強調したボウルズHCはこう続けている。「プレシーズンには不幸なことが起こるものだ――言うまでもなく、ケガはどうしようもない。これ以上は負傷者を出すわけにはいかない。今はまだ十分だと思っているが、選手層は薄くなりそうだ」
【RA】