ミネソタ・バイキングスがカーク・カズンズの率いるクオーターバック（QB）ルームをアップグレードした。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが現地22日（月）に状況を知る人物の話をもとに伝えたところによると、バイキングスが2024年ドラフトの条件付き7巡目指名権と引き換えに、ラスベガス・レイダースからQBニック・ムレンズを獲得したという。

トレードの条件を満たすには、ムレンズが2022年の1試合でアクティブになる必要があると、NFLネットワークのイアン・ラポポートが報じている。

ムレンズは先発QBデレック・カーと、ニューイングランド・ペイトリオッツ時代にレイダースの現ヘッドコーチ（HC）であるジョシュ・マクダニエルズの下でプレーしていた経験を持つバックアップQBジャレット・スティッドハムの後ろに控えていたため、レイダースで53名ロースターに加われる可能性が低かった。

バイキングスに移籍すれば、27歳のムレンズはカズンズのバックアップになれる可能性がある。バイキングスのロースターには現在、ベテランQBショーン・マニオンと2021年ドラフト3巡目指名を受けたQBケレン・モンドがいる。

ドラフト外でNFL入りしたサザン・ミシシッピ大学出身のムレンズは、キャリア最初の4年間をサンフランシスコ・49ersで過ごし、16試合に先発出場した。2021年はフィラデルフィア・イーグルスで過ごした後にクリーブランド・ブラウンズに移籍して1試合に先発出場するなど、ムレンズはあちこちを転々としていた。

【RA】