パンサーズ、開幕初戦の先発QBにメイフィールドを指名
2022年08月23日(火) 02:54カロライナ・パンサーズに加入した瞬間から、おそらくほとんどの人が予想していたであろう、クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドの2022年シーズン初戦先発が決まった。
ヘッドコーチ(HC)を務めるマット・ルールが現地22日(月)にパンサーズの今季初戦における先発クオーターバック確定の報をもたらした。
ルールHCはチームの公式サイトを通じて「このプロセスに着手したとき、われわれが考えていたのは3点。まず1つ目に、オフェンスの熟練さ、2つ目に状況に適応するフットボールの卓越性、3つ目はボールを動かし、仲間を巻き込んでいくことだ」と明かしている。
「ベイカーは短期間で、この3つの分野に関して大きく成長した」
今年7月初旬、クリーブランド・ブラウンズは2024年ドラフト5巡目指名権(条件付き)と引き換えにメイフィールドをパンサーズとトレードした。これにより、ブラウンズでの時間を正式に終わらせた27歳のメイフィールドは同時に、今もNFLで活躍できるスターターであることを示すチャンスを手に入れた。
メイフィールドが打ち負かす相手はサム・ダーノルドただ一人。2021年にパンサーズ入りしたダーノルドはその初年度に期待に沿う結果を残せていない。
パンサーズのオフェンスを学ぶためにメイフィールドに与えられたのはわずか1カ月弱。それでも、先発の座を射止めるためにそれらの困難を乗り越えた。プレシーズン第1週には短時間の出場機会を得ており、パス7回を投げて4回成功、45ヤードを記録してダーノルドと交代している。その短い出場機会で見せたパフォーマンスと、トレーニングキャンプを通して示したパフォーマンスは、メイフィールドこそがトップクオーターバックであるとルールHCを説得するのに十分だったと言えよう。ルールHCによれば、ダーノルドはメイフィールドのバックアップを務めるとのこと。
「ずっと、われわれには相当に強力なクオーターバックルームが必要だと感じており、どのクオーターバックもいつでもいけるようにしておく必要があると考えていた。このリーグの現実からすれば、ほとんどのチームは複数のクオーターバックを起用する。サムは本当に懸命に取り組んでおり、トレーニングキャンプ中も非常に素晴らしいプレーを見せていたので、必要とあらば出陣する準備はできているはずだ」とルールHCは話している。
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