トレード要求中のジェッツWRミムスがプレシーズン最終戦で活躍、「俺はハングリーだ」
2022年08月30日(火) 10:32先週にトレードを要求したニューヨーク・ジェッツのワイドレシーバー(WR)デンゼル・ミムスが――プレレシーズン、レギュラーシーズンを問わず――彼にとってキャリア初となるタッチダウンをニューヨーク・ジャイアンツ戦で記録した。
ミムスは8回のターゲット中7回のパスをキャッチし、102ヤードと第4クオーターでのタッチダウンを決めてギャンググリーンの勝利に貢献している。
「俺はハングリーだ」とミムスは『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』に述べている。「とにかくフィールドに出て、自分の実力を証明したかった」
ミムスがプレシーズン中にジャイアンツのバックアップ相手に活躍したことは、不満を抱えるこのレシーバーに価値があることをどこかのチームに説得するほどの材料にはならない。それでも、これからの2日間でカットされる可能性の高い選手に対してミムスが失態を犯すよりはマシだろう。
ミムスのエージェントは先週、元2巡目指名の彼とジェッツはうまくいっていないと指摘し、クライアントに代わってトレードを要求している。しかし、ヘッドコーチ(HC)のロバート・サラーは両者の間の垣根は取り払えるだろうと主張した。
試合後にサラーHCは、ミムスは「6人いる最高のレシーバーの中の一人であり、私の知る限り彼はここに留まる」と発言している。あいにくWRを6人想定した作戦はジェッツのプレーブックには載っていない。
ミムスはエライジャ・ムーア、コーリー・デイビス、ブラクストン・ベリオス、そして1巡目で指名されたルーキーのギャレット・ウィルソンの後ろに控えており、誰かがケガでもしない限り、プレータイムに恵まれる機会はほとんどないと言えよう。
現地28日(日)にジェッツに残りたいかと聞かれたミムスはこう答えた。「ジェッツが好きだし、ここにいるのが好きなんだ。ジェッツとは何の問題もない」
サラーHCとの関係について問われたミムスは一瞬の間を置いた後に「彼は俺のコーチだ。彼に対しては尊敬の念しかない」と答えている。
ジェッツは今週中に最終的なロースターに向けて選手たちをカットしなければならないが、ミムスを急いで外す必要はない。本人は納得がいかないかもしれないが、シーズン中も選手層を厚くしておくためにチームが24歳のミムスをキープしておくことは簡単なことで、トレードの期限となる11月1日(火)までの間に他のチームで負傷者が出るかどうか、様子を見ていればいい。
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