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WRゴラデイは「われわれの要求に応えてくれた」とジャイアンツHCダボール

2022年08月30日(火) 11:41


ニューヨーク・ジャイアンツのケニー・ゴラデイ【AP Photo/John Munson】

ニューヨーク・ジャイアンツは現地28日(日)に開催されたニューヨーク・ジェッツとの“スヌーピーボウル”でクオーターバック(QB)のダニエル・ジョーンズ、オフェンシブタックル(OT)のアンドリュー・トーマス、ランニングバック(RB)のセイクワン・バークリーといったオフェンスの先発選手たちをベンチに控えさせた一方で、高給取りのワイドレシーバー(WR)ケニー・ゴラデイを出場させている。

ヘッドコーチ(HC)のブライアン・ダボールは試合後に、スターリング・シェパード、カダリウス・トニー、そしてC.J. ボードといった健康なワイドアウトたちはユニフォームを着ていたものの、プレーしなかったためにゴラデイが出場することになったと説明した。

ギャンググリーンとの試合で14回のスナップに参加したゴラデイは、1回しかターゲットになっておらず、キャッチはゼロ。ゴラデイはプレシーズン中の3試合で51回のスナップに参加しているものの、ターゲットになったのは4回で、唯一のキャッチでは6ヤードしか稼いでいない。これはまずい結果と言える。

ゴラデイは苦戦しているにもかかわらず、ダボールHCはこのベテラン選手に対する否定的なコメントは避けている。

「彼はわれわれが求めたことをよくやってくれた」とダボールHCはチームの公式サイトで述べている。「彼は競争に参加した。そして、複数のポジションをこなしてくれ、われわれのオフェンスを学び続けている。彼はよく学んでくれていると思う。スタッツやキャッチ数、その他のことも把握しているが、とにかく、彼はわれわれの要求に応えてくれた」

ゴラデイは昨年のオフシーズンにジャイアンツの前ジェネネラルマネージャー(GM)デイブ・ジェトルマンの下で4年7,200万ドル(約99億7,128万円)の契約にサインした。その契約には今年に1,750万ドル(約24億2,322万円)の保証が含まれており、28歳の彼をカットすることは非現実的と言える。そして、誰もその契約を引き受けるトレードはしたがらない。

ゴラデイはディフェンスと競り合いながら狭いスペースでもパスをキャッチできる頼れるターゲットとしてデトロイト・ライオンズで大金を稼いだ。ゴラデイはディフェンスを引き離すようなプレーをしないものの、QBマシュー・スタッフォードは彼を信頼し、際どいパスを出し続けて彼に十分にチャンスを与えていた。だが、そのようなプレーはジョーンズのゲームにはなく、ダボールHCがジャイアンツで目指しているオフェンスでもない。ゴラデイもまた、キャッチミスや一貫性のないプレーで自らの首を絞めている。

彼の契約を考えると、今週のカット期限を過ぎてもゴラデイはビッグブルーのロースターに残っているだろう。だからと言って、ダボールHCと新しいスタッフがレギュラーシーズン中に彼に多くの出番を与える必要はない。

【R】