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リスフラン関節負傷のスティーラーズRBハリス、シーズン初戦に先発する見込み

2022年08月30日(火) 15:03

ピッツバーグ・スティーラーズのナージー・ハリス【AP Photo/Fred Vuich】

レギュラーシーズン第1週が間近に迫り、ピッツバーグ・スティーラーズには負傷者に関する明るいニュースがいくつか届いている。

この週末に2022年プレシーズンデビューを果たしたランニングバック(RB)ナージー・ハリスが、足のリスフラン関節の捻挫に対処していたことを明かした。このケガはトレーニングキャンプの初日に見舞われたものだと報じられている。気になるところではあるが、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロはハリスがシンシナティ・ベンガルズとのシーズン初戦に向けて先発を務める準備を順調に進めていると報じた。

ラポポートは現地29日(月)に『NFL Now(NFLナウ)』で「先日の試合でも彼の姿を見ることができたし、それはシーズンに向けての準備が整っている証拠だろう」と話している。「当初の状態から判断すると、彼はそのリスフラン関節の負傷で4週間程度、離脱すると見込まれていた。1カ月かそれ以上がかかる――それが一般的なタイムラインだ」

「ただ、単純に彼の様子やそのタイムライン、彼らがケガにどう対処したのかというところから判断すると、レギュラーシーズンまでにはいい状態になりそうだ。彼がピッツバーグで頼りにされることは間違いないため、これはいい兆候だと言えるだろう」

日曜日に行われたプレシーズン最終戦を終えた後、スティーラーズは他にも健康上の懸念を抱いている。デトロイト・ライオンズに19対9で勝利した試合では、アウトサイドラインバッカー(OLB)T.J.ワットが膝を、ワイドレシーバー(WR)ディオンテ・ジョンソンが肩を負傷して2人とも除外されたのだ。彼らはチームにとって特に重要なプレーメーカーだと言える。

しかし、これは単にスティーラーズが慎重になっていただけのようだ。ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは試合後、2人のケガは軽傷であり、プレシーズンでなければ2人とも試合に復帰していたかもしれないと語った。あらゆる兆候から判断しても、ワットとジョンソンがかなり短期間で復帰できる可能性は高い。

ライオンズ戦で38ヤードのキャッチをした後、ジョンソンは左肩から不自然に着地し、試合を途中離脱している。ブルーのメディカルテントで少し休んだ後、ロッカールームへと向かったジョンソンはそれ以降、試合には戻らなかった。

昨年に守備部門年間最優秀選手賞に輝いたワットは、ライオンズのタイトエンド(TE)T.J.ホッケンソンからカットブロックを受けて負傷している。それはプレシーズンの初めにニューヨーク・ジャイアンツのラインバッカー(LB)ケイヴォン・ティボドーが負傷したときに受けたブロックと非常によく似ていた。

ワットのチームメイトであるDEキャメロン・ヘイワードは試合後、NFLはカットブロックを見直す必要があると強調している。現時点では、NFLのルールブックに記されている通り、ホッケンソンのブロックはベンガルズのTEタデウス・モスが先週、ティボドーに対して決めたブロックと同様に合法的なものだった。

ヘイワードは試合後、報道陣に対して「オフェンス選手のためには多くのことが変えられてきた。ディフェンスへの助けはないのか?」と尋ねている。

とはいえ、その物議を醸したブロックが原因でディフェンスのスター選手がラインアップから外れることはなさそうだ。それはスティーラーズにとって朗報に違いない。

【RA】