セインツがSガードナー・ジョンソンをイーグルスにトレード
2022年08月31日(水) 08:34ニューオーリンズ・セインツがディフェンシブバック(DB)チョーンシー・ガードナー・ジョンソンをフィラデルフィア・イーグルスにトレードに出した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地30日(火)に情報筋の話を元に伝えている。
ガードナー・ジョンソンとセインツの間での契約延長の話し合いが決裂したことから、セインツはガードナー・ジョンソンをキープする方向から、まだこのセーフティ(S)に価値があるうちにトレードする方向に動いたようだ。セインツが得たものはそれほど多くない。イーグルスはセインツに2023年の5巡目指名権と2024年の6巡目指名権、さらに、2025年の7巡目指名権をガードナー・ジョンソンと引き換えに送ったとペリセロは報じた。
ガードナー・ジョンソンは昨年に、セインツ守備陣の中でニッケルバックの役割を担うことが多かった。ガードナー・ジョンソンはセーフティの位置を離れ、スロットレシーバーのカバーに動いている。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、ガードナー・ジョンソンは2021年にカバレッジスナップの50%以上でスロットコーナーを務めたディフェンシブバックの中で、ターゲット時の予測得点(-3)で6位につけるという堅実な仕事をしている。また、同じ条件のディフェンダーの中で、インターセプト回数(3回)で2位につけた。
ガードナー・ジョンソンにとって不運なことに、ニッケルコーナーは他の突出したポジションほどの報酬につながらない。ペリセロはイーグルスではガードナー・ジョンソンがフルタイムのセーフティになる見込みだと伝えており、今季のいずれかの時点でガードナー・ジョンソンがより多くの報酬を得る可能性はあるだろう。
ガードナー・ジョンソンは情熱的なパフォーマンスを見せる選手として知られている。一方で、相手攻撃陣をいら立たせたことも一度ではない。
しかし、イーグルスはそういったタイプの選手がセカンダリーにいることを気にかけないだろう。ガードナー・ジョンソンの獲得によって、ジャキスキー・タートを放出し、アンソニー・ハリスにも別れを告げたイーグルスのロースターは少し若返ることにもなる。
セインツがガードナー・ジョンソンを積極的に動かしたことは興味深い。あらゆる選手が、然るべきときに自身の価値を最大化し、フル活用しなければならない。ガードナー・ジョンソンはスロットコーナーをプレーすることがそれにつながらないことをよく分かっていた。とは言え、今回の取引が迅速に終わったことは、セインツとガードナー・ジョンソンが契約延長に向かって進んでいなかったことを示唆している。
セインツのヘッドコーチ(HC)であるデニス・アレンは火曜日に、報道陣に「われわれはチョーンシー・ガードナー・ジョンソンをイーグルスにトレードした。これは言っておきたい。今回のことは簡単な決断ではなかった」と話した。
「自分たちにあるグループに実に大きな自信がなければ、これを実行していなかっただろう」
一方で、イーグルスのジェネラルマネジャーであるハウイー・ローズマンにはガードナー・ジョンソンを長期にわたって確保するチャンスが訪れている。
— C.J. Gardner-Johnson (@CGJXXIII) August 30, 2022
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