テキサンズがRBマックを放出、新人ピアース体制を整える
2022年08月31日(水) 09:15ヒューストン・テキサンズのランニングバック(RB)デイミオン・ピアース時代を支持する動きがまた生じた。
テキサンズがRBマーロン・マックを現地30日(火)にカットしたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話を元に伝えている。
テキサンズがプレシーズン第3週に本格的にプレーしたマックを放棄するのは目立つ動きではあるが、決して驚きではない。
この動きによって、ピアースがヒューストンのトップランニングバックになりつつあることがまた強調された。プレシーズンの間、ルーキーであるピアースは先を見る優れた力やホールでのバランスとバースト、多くのヤードを稼ぐラッシングを見せてきた。開幕にあたり、ピアースはヒューストンの主力選手になると目されていた。
プレシーズンの間にバックアップの役割を務めたレックス・バークヘッドがその役割を維持すると見られ、第3ダウンのスナップやパスのシチュエーションでも起用される見込みだ。
マックにとってはキャリアにおけるまた新たな試練となった。以前に所属していたインディアナポリス・コルツではジム・アーセイオーナーから1シーズンあたり1,500ヤードを超える力のある選手だと見なされながらも、2020年に契約上の2度目の支払日さえまだ来ていないタイミングだった開幕から1試合目でアキレス腱を断裂。昨シーズンはコルツで6試合の出場にとどまり、キャリー28回、101ヤードを記録している。
このオフシーズンにヒューストンに加わったマックは先発の役割を担うと見られていたものの、夏にピアースが活躍したことで放出しても構わない存在となってしまった。26歳のマックはこれから次の機会を探すことになる。
【A】