ライオンズがQBブラウをウェイバーに、元49ersのサッドフェルドと契約へ
2022年08月31日(水) 23:23ティム・ボイルに勝ってデトロイト・ライオンズのバックアップクオーターバック(QB)の座をつかんでから1日足らず、デビッド・ブラウは仕事を失った。
現地31日(水)の朝、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは最初の53人のロースター入りを果たしたブラウをライオンズがウェイバーにかけることにしたと伝えている。
その後任もすでに決まっている。チームはジャレッド・ゴフのバックアップとして、元49ersのQBネイト・サッドフェルドと契約する予定だとNFLネットワークのイアン・ラポポートは報告した。ライオンズはサッドフェルドのトレードについて議論していたのだが、ジミー・ガロポロを巡るサンフランシスコの方針転換によってリリースされた彼をかすめ取る形になる。
アップダウンの激しいプレシーズンを取り上げられ、ブラウは今季の『Hard Knocks(ハード・ノックス)』でキーパーソンとなっていた。27歳のQBはファンブルによって最初のプレシーズンゲームを落としながらも、そこからボイルに明らかな差をつけてバックアップの仕事を勝ち取ったはずだった。
タフなコンペティターであるブラウは過去3シーズンにわたってライオンズに在籍し、2019年には5回の先発を務めていた。
2016年に現在のワシントン・コマンダースから6巡目指名されたサッドフェルドはそこで1シーズンを過ごした後に、フィラデルフィア・イールグスで4シーズン、そして昨年はサンフランシスコへと移り、NFL内を転々としている。49ersは28歳のサッドフェルドをトレイ・ランスのバックアップにしようと考え、この春に200万ドル(約2億7,747万円)を保証する契約を与えていた。しかし、クラブはガロポロを引き留めることにしたため、サッドフェルドが出ていくことになった。
サッドフェルドはレギュラーシーズンで先発したことはない。
ブラウが練習生としてデトロイトに呼び戻される可能性はあるものの、ライオンズが成長の見込まれるもっと若いクオーターバックを加えようとすることも考えられる。
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