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合同練習での騒動について「ただの練習だ」とラムズDLドナルド

2022年09月01日(木) 14:26


ロサンゼルス・ラムズのアーロン・ドナルド【AP Photo/Jed Jacobsohn】

ロサンゼルス・ラムズのスーパースターであるディフェンシブラインマン(DL)アーロン・ドナルドが、先週木曜日に行われた練習でシンシナティ・ベンガルズの選手に向かってヘルメットを振り回したことについて掘り下げることはない。

『Associated Press(AP通信)』によれば、現地8月31日(水)に“AP Pro Football Podcast(APプロフットボール・ポッドキャスト)”のインタビューに応じたドナルドは「ただの練習だ。これはフットボールなんだ」と話したという。

「俺はネガティブなことには全然戻りたくないし、練習で起こったことについて話す気もない。俺の一番のフォーカスはバッファローだ」とドナルドは続けた。

ドナルドとスーパーボウル王者のラムズは2022年NFLシーズンを現地8日(木)にバッファロー・ビルズとの一戦でスタートする。だが、昨年にスーパーボウルで対戦した相手であるベンガルズとの合同練習では、複数のいさかいが起こって両チームのコーチが練習を中断するほどだった。騒ぎの一つでは、ドナルドがベンガルズの選手のヘルメットを相手に向かって振り回す場面があった。APとのインタビューで、ドナルドは当時の状況についてラムズのヘッドコーチ(HC)であるショーン・マクベイやチームメイトたちとの間で解決に至ったから聞かれ、“イエス“とだけ答えている。

ドナルドがヘルメットを振りかざす様子が大きな注目を集めたものの、他にも騒動は起こっており、ベンガルズのオフェンシブラインマン(OL)ラエル・コリンズとラムズのラインバッカー(LB)レナード・フロイドがその中心にいた2人だと報じられている。報道によれば、コリンズがフロイドのヘルメットを持ち主に向かって投げたことから、両チームの選手の間でケンカが始まったという。この2人は別のケンカにも関係していたとのことだ。

練習での選手の監督についてはリーグではなく各NFLチームに責任がある。したがって、リーグがドナルドに懲戒処分は科すことはないだろうと、先週木曜日に『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じていた。

ラムズとベンガルズは先週の土曜日に両チームのプレシーズン最終戦で顔を合わせており、この試合は無事に終わっている。

これまでに7度オールプロに選ばれ、AP通信NFL年間最優秀守備選手にも選ばれているドナルドは、水曜日に自分のフォーカスがバッファローと共に進んでいくことだけにあり、合同練習に幕を引いてしまったできごとについて振り返りはしないという姿勢を明確にした。

「すべてを追体験し、もう一度達成し、もう一度ワールドチャンピオンになること。それが一番大きいモチベーションだ。俺はそこに行くためにモチベーションを高めていたけれど、いったんそれを達成したら、もっと、と思うようになるんだ。だから、それだけがモチベーション。すべてを再現するのさ」とドナルドは話した。

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