ダラス・カウボーイズは開幕戦に向けてレフトタックル（LT）のポジションをスミスから別のスミスに入れ替えるようだ。

手術を受けたばかりのLTタイロン・スミスがシーズンの大部分を欠場する見込みとなる中、カウボイーズにとって次の最有力候補はルーキーのタイラー・スミスとなり、彼はクオーターバック（QB）ダック・プレスコットのブラインドサイドを任されることになる。

現地30日（火）、『105.3 The Fan（105.3ザ・ファン）』に出演したオーナーのジェリー・ジョーンズは、開幕戦でタイラー・スミスが先発LTになるかと聞かれた。

「なると言って差し支えないだろう」とジョーンズは答えている。

タイロン・スミスが膝とハムストリングのケガを負った際、タイラー・スミスがすぐさまその穴を埋めることには大きな懸念があった。というのも、1巡目で指名された彼はトレーニングキャンプを通して一度もタックルのポジションを練習していなかったからだ。さらに、ルーキーのスミスは足首の負傷を抱えており、プレシーズンの最終戦を欠場している。

「足首の軽い捻挫の問題については、これからの数週間、フィールドで練習を積ませなければならない」とジョーンズはチームの公式サイトで述べている。「だが、準備を妨げるほど大きな問題だとは考えていない」

「それよりも、彼はレフトタックルで練習していない。ルーキーだからな。しかし、彼は1巡目で指名されており、それにふさわしいと選手だと思っている。必要以上にことを急ぎたくはなかったが、レフトタックルの代わりが必要となる中で、彼を選ぶだろうことは分かっていた」

タルサ大学出身のタイラー・スミスを全体24位で指名して以来、カウボイーズは彼の長所を絶賛してきた。当初から彼をタイロン・スミスの後継者としてブラインドサイドに起用することが想定されていた。その計画が前倒しで実行されることになったというわけだ。

9月11日（日）のプライムタイムに行われるタンパベイ・バッカニアーズとの開幕戦に向けて、カウボイーズは残り11日でこのルーキーをレフトタックルとして起用できるようにしなければならない。

【R】