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ジェッツQBウィルソンはシーズン第4週に復帰予定、それまではQBフラッコが先発

2022年09月19日(月) 14:12

ニューヨーク・ジェッツのザック・ウィルソン【AP Photo/Matt Rourke】

ニューヨーク・ジェッツは先発クオーターバック(QB)ザック・ウィルソンを欠いた状態で2022年シーズンを迎えている。ウィルソンはプレシーズンに負傷して手術を受けた膝の回復を目指している最中だ。その結果――QBジョー・フラッコが先発を務めたボルティモア・レイブンズ戦で24対9で敗れたこと――は明るい話題にはなっていないが、ギャンググリーンの現状はそう長くは続かないだろう。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地18日(日)に『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)』で、ウィルソンが“予定通り”シーズン第4週に行われるピッツバーグ・スティーラーズ戦から復帰すると報じている。このタイムラインはチームがもともと設定していたものだ。実際、ジェッツのヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーは先週、練習に戻ってきたウィルソンが個人ドリルと7オン7ドリルで“素晴らしい”様子を見せていたとペリセロに明かしている。

サラーHCはペリセロに「彼の準備は整っている気がする。だが、私は医者ではない」と語った。

膝の関節鏡視下手術を受けてから約1カ月が経ち、ウィルソンは先週の練習でずっと制限を受けていた。ウィルソンはフィラデルフィア・イーグルスとのプレシーズン初戦で骨挫傷と半月板断裂に見舞われ、8月16日に手術を受けている。ウィルソンはこの試合におけるジェッツの第2ドライブで、スクランブルした際に他の選手との接触のない状態で負傷。プレシーズンの残りの期間はフィールドに出ずに休養とリハビリに専念し、レギュラーシーズン初戦に先発出場することを目指していた。

しかしながら、それは実現しなかった。その代わりに、フラッコが先発を務めてパス59回(!)中37回成功、309ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回を記録。ジェッツは試合に敗れることがすでに決まっていた試合の終盤に初めて唯一のタッチダウンを決めている。レイブンズ戦では、フラッコの豊富なスタッツとチェーンを動かす相対的な能力よりも、機動力の欠如とメンタル面でのミスが目立ち、スタンドおよびホームにいたファンからフラッコをバックアップQBマイク・ホワイトに交代させるよう求める声が上がった。ホワイトは昨シーズン、ウィルソンとフラッコの両者が欠場していたときに成功を収めている。

しかし、サラーHCはウィルソンが復帰するまではフラッコがジェッツの先発QBだと認めており、非公式の場ではさらに鋭い表現を使って強調した。

サラーHCはペリセロに「大惨事になってからでないと」フラッコの代わりにホワイトを起用することはないと話している。

昨シーズンは3試合に先発して1勝2敗を挙げ、通算でパス132回中88回成功、953ヤード、タッチダウン5回、インターセプト8回をマークしたホワイト。最も印象的な活躍を見せたシンシナティ・ベンガルズ戦では、最終的にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)王者になったチームに対して405ヤードを投げ、攻撃部門の週間最優秀選手賞に選ばれている。ちなみに、ジェッツはシーズン第3週にベンガルズとの一戦に挑む予定だ。

日曜日、ジェッツはフラッコがキャリアを通して17勝3敗を収めていた相手であるクリーブランド・ブラウンズと対戦して勝利した。フラッコはブランズに対して18勝目を挙げ、ジェッツの先発として初めてチームを勝利に導いている。

【RA】