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セインツ戦で乱闘騒ぎを起こしたとしてバッカニアーズWRエバンスに1試合の出場停止処分

2022年09月20日(火) 02:49


タンパベイ・バッカニアーズのマイク・エバンスとニューオーリンズ・セインツのマーション・ラティモア【AP Photo/Jonathan Bachman】

現地18日(日)にニューオーリンズで行われたタンパベイ・バッカニアーズ対ニューオーリンズ・セインツ戦で乱闘騒ぎを起こしたとしてバッカニアーズのワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスが1試合の出場停止処分を受けた。

NFLは19日、「不必要な粗暴行為とスポーツマンシップに反する行為の規則違反」を理由にエバンスに無給での1試合出場停止処分を科すと発表。試合はバッカニアーズが20対10でセインツを下している。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロは乱闘騒ぎに関与した他の選手も罰金の可能性が審議されていると報じた。ペリセロはさらに、エバンスが出場停止処分に対して不服を申し立てるだろうと付け加えている。

シーズン第2週の一戦として行われたバッカニアーズ対セインツ戦の第4クオーター序盤、サードダウンでクオーターバック(QB)トム・ブレイディのパスがインコンプリートになった後、サイドラインに向かっていたエバンスが振り返ると、チームメイトでクオーターバック(QB)のトム・ブレイディとランニングバック(RB)レナード・フォーネットがセインツのコーナーバック(CB)マーション・ラティモアと口論になっていた。先に、フォーネットとラティモアが押し合いになり、そこに駆け寄ってきたエバンスがラティモアを地面にたたきつけて乱闘の火種を生んだ。

エバンスとラティモアの両名とも日曜日の試合から退場させられている。

NFLのフットボール運営部門担当責任者のジョン・ラニアンはエバンスに宛てた出場停止処分に関する書簡の中で「対戦相手を地面にたたきつけ、両チームの選手を巻き込む乱闘騒ぎを起こした。その攻撃的な行為は相手に重傷を負わせる可能性があり、プロに期待される高水準のスポーツマンシップとは到底、言い難い」とつづっている。

また、バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)を務めるトッド・ボウルズは月曜日、『The Athletic(ジ・アスレチック)』に対して「優秀な選手を失うことになるため、試合の中で乱闘が起きることは好ましくない。われわれはそれを容認しないし、教えることもない。試合の中で望んでいるものではない」と主張した。

2017年にも、ラティモアとセインツと同様の騒動を起こして1試合の出場停止処分を受けたエバンスは9月26日(月)にバッカニアーズのアクティブロースターに復帰できる。

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