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オフェンスの苦戦が続くテキサンズ戦でブロンコスファンがプレークロックをカウントダウン

2022年09月21日(水) 11:03


デンバー・ブロンコスのラッセル・ウィルソン【Ryan Kang via AP】

現地18日(日)の午後、チームのクロックマネジメントの悪さにしびれを切らしたデンバー・ブロンコスのファンは、手助けをすることにした。エンパワー・フィールド・アット・マイル・ハイの観客たちは、ブロンコスがヒューストン・テキサンズに16対9で勝利した試合終了間際に「5、4、3、2、1・・・」とプレークロックをカウントダウンし始めたのだ。

クオーターバック(QB)のラッセル・ウィルソンは「ああ、必要な時は役に立つと思う」と笑いならがチームの記者団に述べている。「バスケットボールの試合でもたまにあることだろう。俺はバスケットボール選手とも仲が良いから知っているよ。今夜の観客は最高だった。特に試合の重要な場面でディフェンスを応援してくれて助かった。クオーターバックとして、粘り強い歓声が続く中でプレーするのがいかに大変かはよく分かる。ファンはすごく熱狂していて、素晴らしいフットボールの観客であることは間違いない」

2週間にわたってブロンコスはタイミング良くハドルを行うのに苦労していた。いつもならホームゲームで問題になるようなことではないにもかかわらず、日曜日にはディレイオブゲームのペナルティを2回とフォルススタートを3回取られている。

ヘッドコーチ(HC)のナサニエル・ハケットは「必要な選手が出ているのかいないのか、きちんと見直して、プレーがスムーズに行われるようにしなければならない」と話している。「しっかりと話し合いを続けるつもりだ。ラッセルとも話し合って、何かできることがないか探してみる」

「これは容認できるものではない。自分たちの責任で、自殺行為のようなものだ」とハケットHCはつけ加えている。

ブロンコスファンはチームがテキサンズにとどめを刺せないことにいら立ちを募らせた。ウィルソンはキャリア最低となる31回のパスアテンプトのうち45.2%しか成功させることができず、レッドゾーンではまたもやパスを2回も失敗してオフェンスは苦戦を強いられた。

デンバーのファンからはブーイングが降り注いでいる。

「私でもブーイングしていたと思う」とハケットHCは述べた。「私もとてもいら立っていた。レッドゾーンに2回もたどり着いたのに、タッチダウンを決めることができないなんて、これ以上に腹立たしいことはない。こういう状況でまだ得点できていないはずだ。これは選手全員が意識しなければならないことで、ランでもっとボールを運ぶなり何なり、より高いレベルでプレーする必要がある」

ブロンコスは辛うじてシーズン序盤での0勝2敗を免れることができたが、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区で競り合うチャンスを得るには、クオーターバックを筆頭にもっと良いプレーをしなければならない。

【R】