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バイキングス戦でピック2回を記録したイーグルスCBスレイ、「まだエリートレベルにある」

2022年09月21日(水) 11:16


フィラデルフィア・イーグルスのダリウス・スレイ【AP Photo/Chris Szagola】

ビッグ・プレー・スレイは現地19日(月)の夜にその名を馳せた。

ミネソタ・バイキングスに24対7で圧勝した試合でフィラデルフィア・イーグルスのコーナーバック(CB)ダリウス・スレイは次々とパスを妨げた

スレイはパスディフェンス5回とインターセプト2回をいずれもレッドゾーンで成功させている。過去3シーズンにおいて、1試合でパスディフェンス5回以上、インターセプト2回を記録した唯一の選手となった。

31歳のスレイは、自分がNFLのトップカバーコーナーの一人であることを世界に知らしめた。

「年を取れば取るほど、落ちぶれたと思われるのが常だ。でも、俺はそういうやつらとは違う。俺はまだエリートレベルにある。このリーグで多くの尊敬を受けるに値する」とスレイはチームの記者団に話している。

スレイはこの日、前週のグリーンベイ・パッカーズ戦でキャッチ9回、184ヤード、タッチダウン2回をマークしたバイキングスのワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンをキャッチ6回と48ヤードに抑え込んでいる。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、スレイはジェファーソンが走った36.2%のルートを1対1で守り、これはイーグルスのディフェンダーとしてこの試合の最高記録となる。

スレイはジェファーソンについて、「俺はどんなマッチアップも甘く見ることはないけど、彼は最高の選手の一人だ。そして、俺も最高の選手の一人だ。このマッチアップを楽しみにしていた」と述べている。

『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス/PFF)』によると、スレイがジェファーソンのカバレッジに当たっていた際にジェファーソンは6回ターゲットとなっているが、彼は1回のキャッチで7ヤードしか稼ぐことができなかったという。一方のスレイは、その間に2回は落としてしまったものの、インターセプトを2回記録している。

この試合でスレイはPFFカバレッジグレードで90.2を獲得し、2020年にイーグルスに入団してから90以上の点数をマークしたのはこれで3試合目となる。2020年以降でイーグルスの他のCBが同じ記録を打ち立てたことはない。

ヘッドコーチ(HC)のニック・シリアニは、スレイがジェファーソンのようなナンバー1レシーバーをカバーできることで、イーグルスのディフェンスはさまざまな戦略を展開できると指摘する。

「選手を全員同じように起用するはずはないだろう」とシリアニHCは言う。「いろいろなおとりやカバレッジを仕込んだんだ。でも、そのほとんどは背番号18番を止めるためだったのは間違いない。彼はとんでもないフットボール選手だ」

「でも、スレイが彼を1対1でカバーしなければならかった時は、言うまでもなく、見事な働きぶりだった。スレイの2回目のインターセプトで—―その前のインターセプトもしかりで、あれも成功していたかもしれない――ディフェンスを全員集めたところで助けにはならない」

「1対1で守るしかなくて、スレイはカバレッジを粘り強く行ったことでインターセプトに成功した。スレイはそれを繰り返しやって見せた」

バイキングスと対戦したイーグルスは2019年のシーズン第5週以来となるインターセプト3回を成功させ、相手にビッグプレー(20ヤード以上のパスあるいは10ヤード以上のラン)を3回以上させなかった。

開幕から好調なオフェンスと月曜日のようなパフォーマンスが可能なディフェンスで、スレイ率いるイーグルスはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)で最も人気のあるチームの一つとなっている。

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