チャージャーズLTスレーターがシーズン終了の見込み、OLBボサは週ごとの観察へ
2022年09月27日(火) 10:02現地25日(日)に敗れたジャクソンビル・ジャガーズ戦で二頭筋腱を断裂したロサンゼルス・チャージャーズのレフトタックル(LT)ラショーン・スレーターが、シーズン終了になると見込まれていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。
スレーターのケガほど深刻ではないが、アウトサイドラインバッカー(OLB)ジョーイ・ボサもいくつかの試合を欠場する可能性がある。ヘッドコーチ(HC)ブランドン・ステイリーはプロボウルに4度選出された経歴を持つボサが日曜日の試合で鼠径(そけい)部に深刻なケガをしたため、週ごとの観察になると月曜日に明かした。ステイリーHCはスレーターがシーズン終了になる可能性があることも認めている。
これらのニュースを受けて、日曜日の敗戦はさらなる痛手となっている。
輝かしいルーキーシーズンを過ごしたスレーターは、長期にわたってフランチャイズクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートを守り、チームの将来を担うレフトタックルとしての地位を確立した。チャージャーズにとって残念なことに、ハーバートが肋軟骨を負傷した1週間後、彼のブラインドサイドブロッカーがさらに深刻なケガをしており、わずか3試合でシーズン終了になる可能性が高くなっている。
2021年シーズンに『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』によるオフェンシブグレードで83.6という好成績を残したスレーターは、今季の3週間を通して84を記録しており、抜群のランブロッキング能力を武器に2年目にさらなる飛躍を遂げようとしていた。しかし、二頭筋の負傷により、好調を維持するどころか2年目のシーズンは最初の1カ月で終了することになりそうだ。
PFFによれば、スレーターの代わりにLTを務めたオフェンシブタックル(OT)ストーム・ノートンは前回の試合でチーム全体のパスブロッキングスナップの半分に参加したにもかかわらず、8回――日曜日の試合ではチャージャーズの選手の中で最多――のプレッシャーを許すなど、大苦戦を強いられていたという。
チャージャーズは今後、スレーターの代役として誰が最もふさわしいのかをチーム内で見極めなければならない。誰を選んだとしても、プレーオフ進出を目指している中で序盤に2連敗して動揺しているチームにとっては、難しい課題となるだろう。
ボサは今シーズン、これまでにサック1.5回をマーク。日曜日の試合では前半に退場し、ハーフタイム後に除外された。ボサが長期間にわたって戦線離脱することになれば、相手守備陣はOLBカリル・マックを止めることに、より一層集中できるようになるはずだ。
【RA】