ニュース

QBウィルソンはチャージャーズ戦までに準備が整うとブロンコスHCハケット

2022年10月12日(水) 08:49


デンバー・ブロンコスのラッセル・ウィルソン【AP Photo/Jack Dempsey】

クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンの肩の負傷はロサンゼルス・チャージャーズとのマンデーナイトフットボールでの対決を妨げるものではないと見られている。

デンバー・ブロンコスのヘッドコーチ(HC)であるナサニエル・ハケットは現地11日(火)に「彼はプレー準備ができているはずだ」と話した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが週末に報じたところによれば、サーズデーナイト戦でインディアナポリス・コルツに敗れた後、ウィルソンは肩に多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう/PRP)注射を受けるためにロサンゼルスへ向かったという。ウィルソンは広背筋を痛めており、これは野球選手によく見られる負傷だ。

ウィルソンはデンバーでの最初の5週間を通じて苦戦しており、パス成功率はキャリア最低の59.4%と低迷し、1,254ヤード、タッチダウン4回、インターセプト3回を記録している。パサーレーティング82.8もキャリア最低のペースだ。

ハケットHCは苦戦する攻撃陣について「われわれがやってきたことのほとんどは、協力してこのオフェンスを作り上げること、(ウィルソンが)快適に感じられることだ」と話し、こう続けている。

「われわれが快適に感じられること。そして、われわれは常にうちの選手たちにとって最良のこと、ラッセルにとって最良のことをやっていく。これからも彼のために、また、彼がうまくやれることために、プランを立てていく」

ブロンコスは5週を通じて、レッドゾーンやサードダウンの状況でかなりの苦戦を強いられてきた。ハケットは苦戦の理由の一つとして、消極的なプレーが攻撃陣を厳しい位置に追い込んできたとしている。

「消極的なプレー――それがわれわれの元凶の一つだ。われわれはダウンフィールドに向けたいくつかの爆発的なパスでは本当に良かった。その部分ではリーグでもかなり上の方だと思うし、本当に爆発的なプレーが何度かあった。まさに大成功か大失敗かだ。問題はレッドゾーンと、フィールドの中央部分だ。後退させられる量が問題だ。ファーストダウンの部分でもっと効率良くなければならないし、前に進めて、パスが失敗のときもサックやペナルティのないようにしなければならない。そういったところに集中してそれを減らそうとしており、その部分でうまくやって成長を続けたい」

肩の問題を抱えながらも、ウィルソンは2勝3敗のブロンコスがプライムタイムでの2連敗を食い止めるための最良の選択肢だ。ブロンコスは相手の本拠地で、QBジャスティン・ハーバート率いるチャージャーズ(3勝2敗)と相まみえる。

【A】