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RBエイカーズのトレード交渉に「動きがあるはず」とラムズHCマクベイ

2022年10月18日(火) 11:48


ロサンゼルス・ラムズのキャム・エイカーズ【Kevin Terrell via AP】

ランニングバック(RB)キャム・エイカーズのロサンゼルス・ラムズ時代は間もなく終わりを迎えるかもしれない。

ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイはエイカーズがチームに残ることを否定するつもりはないと述べた一方で、チームがトレードの交渉を行っていることも認めている。

現地17日(月)に行われた記者会見でマクベイHCは「他チームで彼にとって良い条件があるとしたら、現時点におけるすべての関係者にとっての最良の選択肢は、模索することだと思っている」と報道陣に明かした。「それが実現しなかった場合に、彼が戻ってきて、彼を生かせる最善の方法を考え、彼が可能な限り最高のプレーヤーになることが議論の対象から外れるとは決して言わない。そのように絶対的なことは言わない」

マクベイHCは金曜日、エイカーズがチームと“いくつかの問題に対処している”ため、シーズン第6週のカロライナ・パンサーズ戦に出場しないと発表していた。また、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは土曜日に、ラムズがエイカーズのトレードに乗り出す見込みだと報じている。

そして、ラムズは価値のあるトレードを実現させられる相手が見つかれば、2020年ドラフト2巡目で指名したエイカーズと決別する方向へと向かう見通しだ。ラポポートはエイカーズがトレードで大きな関心を集める見込みだと伝えている。

マクベイHCは「彼が他チームで新たなスタートを切れるよう、私たちがサポートする可能性はある」と語り、「それは私たちが検討したことだ。もし実現しなければ、この先、彼とどう付き合っていくのがベストなのか、その解決策を考えていくし、これから数日をかけてそれを考えていく」と続けた。

2020年にルーキーだったエイカーズは、特にシーズン第14週に行われたニューイングランド・ペイトリオッツ戦で171ヤードを獲得した活躍により、マクベイHC率いるオフェンスの中心的なランニングバックになるポテンシャルを見せつけた。しかしながら、2シーズン目はアキレス腱の断裂により、レギュラーシーズンでわずか1試合しか出場できなかった。チームがスーパーボウルで優勝するまで、プレーオフの試合には出場している。2022年シーズンはシーズン初戦でわずか12回のスナップにしか参加せず、キャリー3回という記録にとどまるなど、不本意なスタートとなっていた。

ラムズは現在、ランヤードで31位となっている。チームでトップの成績を残しているRBダレル・ヘンダーソンの記録はわずかキャリー46回で181ヤードだ。エイカーズはキャリー51回で151ヤードしか稼いでいない。

エイカーズにどのような問題があったとしても、それを“内部の問題”だと認識しているマクベイHCは、次のように話している。

「彼が他チームに移ることに関して、おそらく動きがあるはずだ。それが実現しないなら、前に進むしかない。いろいろな要素が重なっているが、このあたりでとどめておこう」

【RA】