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ジェッツCBガードナーの頭からチーズヘッドをたたき落としたパッカーズWRラザード

2022年10月18日(火) 13:00


ニューヨーク・ジェッツのソース・ガードナー【AP Photo/Jeffrey Phelps】

現地16日(日)にランボー・フィールドでグリーンベイ・パッカーズを相手に27対10で番狂わせの勝利を挙げた後、ニューヨーク・ジェッツの新人コーナーバック(CB)であるソース・ガードナーは“チーズヘッド”をかぶっていた。

ガードナーは『ESPN』に「この瞬間は絶対に忘れないだろう」と話している。

「ジェッツファンへのトリビュートさ。彼らが俺の頭に乗っけた。ジェッツファンがな。俺は受け取って、頭に乗せて走らなきゃならなかったんだ」

ただ、グリーンベイの象徴であるチーズヘッドをかぶったガードナーを、パッカーズのワイドレシーバー(WR)アレン・ラザードは歓迎できなかったようだ。ラザードはすれ違いざまに下からチーズを叩き上げ、新人の頭からこの帽子を落としている。ただ、決して無礼なやり方をしたわけではないと、ラザードはコメントした。

帽子を取り去ったことについて、ラザードは「ソース、クールな名前だな。ちょっとした競争心さ」と発言。

「いろいろな部分で、乱暴なことはしていない。俺が彼らのフィールドを出るときにジェッツのハットやヘルメットをかぶっていたら、彼も同じことをしたと思うぜ。だから、俺の競争心ってだけだ。彼に無礼なことをしたわけじゃない」

ガードナーは日曜日に、ラザードや他のパッカーズレシーバー陣に立ちふさがり、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースにフラストレーションを与えた末にチーズヘッドを手に入れている。ガードナーがこの試合で相手に許したのはキャッチ1回、8ヤード、パサーレーティング39.6だった。6週間を通じて、1巡目で指名されたCBが許したパサーレーティングは63.6にとどまっている。また、2000年以降で、キャリア最初の6試合で毎回1回以上のパスディフェンスに成功した選手として、デズモンド・トゥルファントに次ぐ2人目となっている。

ジェッツ守備陣は日曜日に長く相手を圧倒し、ディフェンシブエンド(DE)クイネン・ウィリアムスはサック2回、タックルフォーロス2回、ファンブルフォース1回、フィールドゴールのブロックを1回と、オールプロのようなプレーを見せた。

ジェッツのディフェンシブタックル(DT)シェルドン・ランキンズはロジャースに触れつつ「彼は間違いなく苛立っていた。俺たちはそれを見たかったのさ。それが俺たちの毎週の目標。スマートで、圧倒的で、凶暴なやり方で、すべてのクオーターバックをムカつかせるんだ。俺たちはそれに成功したと思う」と話している。

ギャンググリーンが試合を通してロジャースを飲み込み、ランニングバック(RB)ブリース・ホールを筆頭とするラッシングアタックが後半に勢いづいて、ハーフタイムに3対3だった試合を27対10まで広げた。

ランキンズは「俺たちはこのリーグのどのチームにも負けないって信じている。俺たち以外の世界中に、このチームは見限ったり、”何年かで良くなるかも”なって思ってちゃいけないチームだって知らしめてるんだ。俺たちは今すぐ勝つんだってな」とつけ加えている。

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