セインツRBカマーラがケガで批判されるWRトーマスを擁護
2022年11月05日(土) 18:08マイケル・トーマスの再度の故障者リザーブ(IR)入りはおそらく彼のシーズン終了を意味することになり、期待はまたも落胆に終わった。
トーマスにとってはいつも以上につらい知らせだ。タッチダウン3回を含むエキサイティングなスタートを切ったにもかかわらず、トーマスはまたも回復とリハビリのプロセスを要する結果に直面している。
ニューオーリンズ・セインツのチームメイトでランニングバック(RB)のアルビン・カマーラはトーマスと痛みを分かち合っている。
「あれだけの力を持つ選手、努力を忘れず、試合に熱心な選手が不運な目に遭うのは本当にムカつくよ」とカマーラは現地4日(金)、『ESPN』のキャサリン・テレルに話した。
トーマスがIRに置かれることで、彼がプレー不能になること以外のマイナス面は、パブリックイメージへの影響だ。3年前、トーマスは正真正銘、NFLのトップワイドレシーバー(WR)だった。1シーズンの最多レシーブ記録(149回)を打ち立て、最初の4シーズンで毎年1,100レシーブヤード以上を達成した。
ところが、そこから文字通り車輪を失ってしまった。トーマスは2019年から複数の下腿(かたい)のケガに泣かされ、2020年から2021年にかけて26試合を失っている。2022年レギュラーシーズンが終わるまでに、その数は40試合に上る計算だ。
「ケガをして試合を休み、金だけもらおうなんてヤツはここには1人もいねえ」とカマーラは息巻く。「俺たちはプレーして金をもらっている。できる限り貢献したいと思っているけど、それができない時は賢くやるしかない。彼はここで残りのキャリアを台無しにするようなまねはしねえよ」
昨シーズン中、トーマスが2度目のケガに見舞われたことを受け、セインツは賢明にもドラフト1巡目指名権を使って同じオハイオ州立大学出身のクリス・オレーブを獲得し、ベテランワイドアウトのジャービス・ランドリーと契約した。1年前と比べてそのポジションを補強したセインツだが、それでもトーマスの離脱はやはり痛い。
「マイクはこのロッカールームにいる誰よりも、フィールドに出ようと必死で戦っている1人だ」とカマーラは言う。「彼は足の治療が必要なことを知り、そうしたらシーズンが終わるってことを知りながらもプレーすることを望んだんだ」
トーマスは2021年シーズン前に手術を回避するため、あえて積極的に足首のケガのリハビリに取り組んだが、その計画は裏目に出てしまった。以来、彼はその経験から学び、気持ちとしてはチームメイトたちとフィールドに立ちたいと思いながらも、今回の爪先のケガについては賢い判断を下した。
彼のカレンダーには今から2023年シーズンの開幕日に印が付けられているに違いない。
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