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ドイツで開催されるシーホークス戦の“素晴らしい”雰囲気を楽しみにするバッカニアーズQBブレイディ

2022年11月09日(水) 10:49


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Chris O'Meara】

ドイツにいるNFLファンは現地13日(日)に実施されるシアトル・シーホークスとタンパベイ・バッカニアーズのシーズン第10週の対戦をミュンヘンで観戦することを楽しみにしている。

これは初めてディビジョンで首位に立つ2チームが対戦する国際試合だ。6勝3敗のシーホークスはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区で最も良い成績を収めており、4勝5敗のバッカニアーズはNFC南地区でアトランタ・ファルコンズと同率1位となっている。

バッカニアーズのクオーターバック(QB)トム・ブレイディはニューイングランド・ペイトリオッツに所属していたときに国際試合に出場した経験が3度あり、その全試合で勝利を収めてきた。ペイトリオッツはその3試合で合計113対22という点差をつけている。2試合(2009年と2012年)はロンドンで、1試合(2017年)はメキシコシティで開催された。

ブレイディは国際試合でのパサーレーティングで125.2をマークしている。これは国際試合に2試合以上参加した選手の中では歴代最高の数字だ。さらに記録を塗り替えたければ、ブレイディは258パスヤードを稼ぐ必要がある。そうすれば、元QBブレイク・ボートルスの記録を抜いて国際試合でのパスヤードで歴代1位になれる。ちなみに、ブレイディはタッチダウンパス数(10回)ですでに歴代1位だ。

毎週月曜日に出演している『SiriusXM(シリウスXM)』のポッドキャスト“Let’s Go!(レッツ・ゴー)”で、ブレイディはディビジョン首位のシーホークスとの対戦について予想を立てている。

「シアトルという素晴らしいチームと対戦する」と語ったブレイディはこう続けた。

「彼らはディビジョンで1位。うちはこのディビジョンで同率1位だし、大きなチャレンジになると思う。海を渡って、新しいタイムゾーンで、東部時間で言うと午前9時半のキックオフになるからね。それ相応のチャレンジになるだろう。気候的にはちょっと寒くなるだろうけど、僕たちはドイツでトップクラスのサッカーチーム、(FC)バイエルン・ミュンヘンの本拠地であるとってもクールな場所(アリアンツ・アレーナ)でプレーすることになっている。写真で見ても素晴らしかった。それとほら、これは他の国に行って大好きなスポーツをするチャンスだ。6万7,000席に対して300万件の応募がきたと聞いている。会場は最高の状態になるだろうし、ドイツのブンデスリーガの試合と同じような感じになれば、これまでで最も素晴らしい試合の1つになるだろう。だから、ものすごく楽しみだ」

今回の国際試合は面白くなるはずだ。シーホークスはドイツで人気の高いチームの代表格だが、ブレイディにはきっと多くのサポーターが集まってくるだろう。NFLのデータ(NFLショップの売上、ゲームパスの視聴率、NFLインターナショナル・ファン・トラッカーズなどのデータ)によると、シーホークスはドイツでペイトリオッツに次いで2番目に人気の高いNFLチームだという。ブレイディが20年間にわたって在籍している間に、ペイトリオッツファンになった人が多くいることはほぼ間違いない。

バッカニアーズはロサンゼルス・ラムズ戦でスリリングな逆転勝利を収めたばかりだが、最初の59分間で見せていたプレーはあまり良くなかった。一方のシーホークスはオフェンス面で素晴らしいパフォーマンスを発揮し、ディフェンス面でも急成長を遂げている。ブレイディは今、QBジーノ・スミス率いるシーホークスを相手に試練に立ち向かおうとしているのだ。

【RA】