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カーディナルスQBカイラー・マレーのラムズ戦への出場は試合当日の判断に

2022年11月12日(土) 12:31


アリゾナ・カーディナルスのカイラー・マレー【Michael Owens via AP】

ハムストリングの負傷を抱えるカイラー・マレーのシーズン第10週の出場が危ぶまれている。

アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)マレーは現地13日(日)に予定される地区ライバルのロサンゼルス・ラムズとの試合を前にクエッショナブル登録されており、ヘッドコーチ(HC)のクリフ・キングスベリーが金曜日に明かしたところによると、試合当日の判断になるだろうとのことだ。

マレーはシアトル・シーホークスに敗れたシーズン第9週にハムストリングを負傷。痛みに耐えつつプレーしていたが、完全なスプリントができる状態ではかった。実際に、第4ダウンのスクランブルで、前半終了間際に致命的なターンオーバーを誘ったシーホークスのディフェンシブバック(DB)ライアン・ニールにボールを奪われる前にポケットの前に出たときも制限を受けていた。

追っ手を逃れるための素晴らしい能力を備えた爆発的な選手であるマレーがハムストリングの負傷により、スクランブルで完全な力を発揮できないと話しているシーンが、『HBO』の『Hard Knocks In Season: The Arizona Cardinals(ハード・ノックス・イン・シーズン:アリゾナ・カーディナルス)』のクルーによって映像に収められている。トップスピードに達することができないため、ニールが背後から彼に迫りファンブルを誘発し、ハーフタイム直前のカーディナルスの得点チャンスを奪ってしまったのだ。

マレーは今シーズン、パサーレーティング90以下と苦労しており、1回当たりのパスヤードで基準を満たしたクオーターバック34人中、32番目に位置している。マレーよりも下の順位にいるのは、ピッツバーグ・スティーラーズのルーキー、ケニー・ピケットとニューヨーク・ジェッツのバックアップ、ジョー・フラッコのみである。

マレーは相手守備陣のプレッシャー下で特に苦労しており、パサーレーティング15.3とタッチダウン-インターセプト比が0-6という記録を残している。ハムストリングの負傷により、守備陣をかわすマレーの能力はより落ち込み、カーディナルス攻撃陣が前進しようと機会を探すのにさらなる影響を与えている。

カーディナルスはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区での3敗を含んで、直近5試合で4敗している。重要な同地区対決において、チームはマレーが能力を発揮するのに万全な状態であることを望んでいる。もしそうでなければ、ベテランのシグナルコーラー、コルト・マッコイが先発出場することになるだろう。

【AK】