QBジャクソンの投稿について本人と話し合ったとレイブンズHCハーボー
2022年11月29日(火) 14:56クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンが自分を批判してきた者に向けて投稿した下品で攻撃的なツイートを削除した翌日、ボルティモア・レイブンズのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは“ジャクソンらしくない”発言について話し合うために本人と会ったと報道陣に明かしている。
現地27日(日)に28対27でジャクソンビル・ジャガーズに敗れた後、ある『Twitter(ツイッター)』のユーザーがジャクソンをタグ付けして「・・・(ジャクソン)のように2億5,000万ドル(約346億3,200万円)以上の保証を求める人がいるらしい。こういうゲームは(キッカー/Kのジャスティン・タッカーの)責任になるべきじゃない」と投稿。「ラマーを手放して、そのお金で充実したチームを作ってほしい」とつけ加えた。
これに対してジャクソンは、冒涜(ぼうとく)的かつ侮辱的な言葉を用いて反論している。
ジャクソンは日曜夜にその投稿を削除。ハーボーHCは月曜朝にジャクソンとその件について話し合ったと明かした。また、試合直後、とりわけ試合に敗れた後はソーシャルメディアに触れないよう選手に促しているとも語っている。
「彼らと話しているとき、多くはフットボールのことを話しているが、少しはメディアに関することとか、あらゆる話をすることもある」と述べたハーボーHCは次のように続けた。「選手たちには試合直後、特に負けた後は、ツイッターの世界にのめり込まないようにお願いしている。決してポジティブなものにはならないし、いい場所になることもない。それはラマーの反応にも表れていると思う。あの発言はまったく彼らしくないものだったからね。普段はああやって言ったり話したりしない。ああいう言葉を使ったりもしない。彼があのようなことを言うのを聞いたことがない。みんなと同じように、彼もいら立っているのだろう。あそこは試合直後にはいたくないはずの場所だ。彼はそれを理解していると思う」
さらに、ハーボーHCはこうつけ加えている。「ラマー・ジャクソン。あなたも彼に関わってきただろう。私が知る限り、彼は誰よりも大きな心を持っている。皆さんも見たことがあるはずだ。彼の人に対する接し方を。子どもやメディアに対する接し方も。彼は私がこれまでに出会ってきた中で最大のコンペティターの1人でもある。だから、そういうメッセージを深刻に受け止めてしまう。だからこそ時々、ほんの少しけしかけてくるような相手に引っかかってしまうのだ。あそこでは生きられないし、どうでもいいことだ」
「彼はあそこにいたいと望んでいないと思うし、間違いなくあんなことを言いたくなかったと思う」
ジャクソンは月曜朝、『ESPN.com』でレイブンズを担当していてジャクソンのツイートに関する最初の記事を書いた番記者に対して次のようにツイートしている。
「これは人格に対する名誉毀損だ。自分は誰かのセクシュアリティ、性的指向、ジェンダー、宗教、人種について言及したり、軽蔑したりしたことが一度もないからだ。あなたは誇張しすぎだ・・・」
ジャガーズ戦の敗北により、レイブンズの連勝は止まっている。また、この試合でレイブンズは自分たちよりも劣っているジャガーズのディフェンスに苦戦してドライブを良い形で締めくくれなかった。レイブンズはレッドゾーンで5回中2回しかタッチダウンできず、敵陣20ヤード内に入った最初の3回のドライブをフィールドゴールで終えている。
ジャクソンはパス32回中16回成功、254ヤード、タッチダウン1回、89ランヤードを記録した。
レイブンズは次の日曜日に3勝8敗のデンバー・ブロンコスを迎え撃つ予定だ。
【RA】