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787勝目を挙げ、初めて歴代最多勝利数でベアーズを上回ったパッカーズ

2022年12月05日(月) 10:25

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ジョーンズ【AP Photo/Nam Y. Huh】

現地4日(日)、グリーンベイ・パッカーズが宿敵であるシカゴ・ベアーズを28対19で制したことにより、NFLで歴代最多の勝利数を誇るフランチャイズとなった。

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースと2022年シーズンのパッカーズは、ベアーズに勝利したことでチームにとっての787勝目を挙げた。それにより、これまでベアーズと並んでいたリーグ史上最多勝利数を塗り替えている。パッカーズがこの記録でベアーズを上回ったのは今回が初めてだ。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、当初ディケーター・ステイリーズという名前だったベアーズは、リーグ創設時から102シーズンのそれぞれの終了時点で、レギュラーシーズンにおける勝利数が歴代最多になっていたという。2021年シーズン終了時、ベアーズは783勝と、782勝のパッカーズを1勝差で上回っていた。

102年目のシーズンを迎えたパッカーズは、日曜日の勝利で通算戦績が787勝589敗38分となっている。

一方、103年目のシーズンを迎えたベアーズは、今回の試合に敗れたことで、フランチャイズとしての成績が786勝620敗42分となった。

『USA Today(USAトゥデイ)』によれば、パッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーは試合後に「この試合の重要性はNFL史上最多勝利数を誇るフランチャイズになるというかなりクールな取引にある」と述べたという。

シーズン閉幕まであと5週間が残されている中で、ベアーズ(3勝10敗)がパッカーズ(5勝8敗)の記録に並ぶか上回る可能性はまだある。しかし、日曜日は1921年以降で初めてベアーズおよびステイリーズ以外のチームが通算勝利数で単独1位になる日となった。

1921年12月3日、バッファロー・オールアメリカンズが試合に勝利して通算戦績が18勝1敗3分となり、当時17勝2敗2分だったステイリーズの前に躍り出ている。

従って、ベアーズフランチャイズが他チームに記録を抜かれたとき、彼らはまだベアーズという名前ですらなかった。また、1921年はリーグがアメリカン・プロフェッショナル・フットボール・アソシエーション(APFA)と呼ばれていた最後の年であり、まだナショナル・フットボール・リーグ(NFL)と呼ばれていない時代でもあったのだ。

パッカーズは日曜日の午後、シカゴで宿敵を犠牲にして歴史を刻んでいる。

【RA】