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パンサーズがQBベイカー・メイフィールドを放出、49ersもしくはラムズが獲得に名乗り?

2022年12月06日(火) 01:12

ベイカー・メイフィールド【AP Photo/Joshua A. Bickel】

ベイカー・メイフィールドのバイウイークは新たな引っ越しトラックの手配を必要として終わりを告げる。

カロライナ・パンサーズは現地5日(月)朝、クオーターバック(QB)メイフィールドを放出したことを発表。第一報は『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えており、メイフィールドはこのあとウェイバーにかけられる。

メイフィールドの放出は本人希望によるものだというが、その去就をめぐってはパンサーズの先発クオーターバックとして成果を挙げられなかったことにはじまり、ひも解くべき多くのことがある。パンサーズは今年7月に条件付きドラフト5巡目指名権という比較的に安価でメイフィールドを獲得しトレーニングキャンプでサム・ダーノルドとP.J.ウォーカーと競わせた末に、先発クオーターバックを確立したはずだった。

しかしながら、2022年シーズンに先発した5試合で、メイフィールドはオフェンスを組み立てきれず、当時のヘッドコーチだったマット・ルールはその職を解かれ、シーズン第6週には負傷のためにベンチに下がることになった。1週間後にはウォーカーの台頭で先発の座を失ったメイフィールドはそれから2週間、バックアップとして過ごし、シーズン第9週に敗北したシンシナティ・ベンガルズ戦の後半に出場機会を得た。

シーズン第11週に再び先発したメイフィールドが2回のインターセプトを喫してボルティモア・レイブンズに敗れた後、暫定ヘッドコーチのスティーブ・ウィルクスは方向転換を決め、シーズン第12週はダーノルドと交代させている。メイフィールドがチームを去ることになったのはそれから2週間後のことだ。

とはいえ、メイフィールドには司令塔を必要とするNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区のチームに移る可能性がある。サンフランシスコ・49ersは今季終了となる足のケガを負った先発QBのジミー・ガロポロを失い、クオーターバックを務められる人材は新人のブロック・パーディしか残っていない。先週末のマイアミ・ドルフィンズ戦ではパーディが49ersの勝利に貢献したものの、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチがウェイバーにかけられるメイフィールドの獲得に動かないと考えるのは非現実的と言えよう。

あるいは、ロサンゼルス・ラムズという可能性もある。ラムズは先発QBマシュー・スタッフォードを故障者リザーブに置いており、12月はジョン・ウォルフォードとブライス・パーキンスのコンビネーションで踏ん張らなければならない。ラムズはNFCのプレーオフ戦線からほぼ脱落しかけているが、ウォルフォードやパーキンスよりは良いオプションとなり得るベテランのメイフィールドを獲得し、ライバルチームである49ers加入を阻止することで、勝利を挙げられるかもしれない。

メイフィールドの苦戦は最近のことではない。クリーブランド・ブラウンズに所属した2021年シーズンは複数の負傷を抱えながらプレーしたこともあり失望の一年を過ごしたほか、スターレシーバーのオデル・ベッカムと間接的ながら公然と対立し、結果的にシーズン中のベッカム放出につながった。

昨シーズン途中にチームを去ったベッカムはラムズに移籍してスーパーボウル制覇を経験しているが、たとえロサンゼルスに向かったとしても今回のメイフィールドに同じ結末は期待できない。

ただ、49ersなら別の結果が待っているかもしれない。49ersはNFLの中でも最強ディフェンスを誇り、パワーに優れたドルフィンズ攻撃陣を見事に撃破、タイトル争いの可能性をつなげる勝利をもたらした。

選択肢はメイフィールドの手にはなく、ウェイバーのオーダーと各チームの関心によって彼の行き先が最終決定する。

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